【社会】湯川中間子論、スーパーコンピューターで正しさ確認…筑波大大学院 | ≪最新ニュースとキーワード≫怒涛の更新

【社会】湯川中間子論、スーパーコンピューターで正しさ確認…筑波大大学院

原子を作る陽子や中性子に働く力の仕組みを、素粒子レベルで統一的に説明することに、筑波大大学院数理物質科学研究科の青木慎也教授らが、スーパーコンピューターを使った大規模な模擬計算で成功した。
陽子や中性子が結びついて原子核になる性質を解明した「湯川中間子論」も、最先端の理論で正しさを確認できた。
陽子や中性子は、距離が近くなると反発力が働き、離れようとすると逆に引力が働くことが実験で示されている。
この力は「強い力」と呼ばれ、原子核が安定して存在できる性質を生んでいる。
陽子や中性子はクオークという素粒子が3つ集まって出来ており、「強い力」はクオークに働くと考えられている。
だが、クオークの振る舞いを示す法則(量子色力学)をもとに、陽子や中性子に生まれる力を確かめるには、膨大な計算が必要でこれまで検証されていなかった。
青木教授らは、高エネルギー加速器研究機構のスパコンを使って、クオークの振る舞いを計算。
その結果、陽子や中性子に働く力の性質を、量子色力学から導き出すことに成功した。
湯川中間子論は各種実験でその正しさは確認ずみ。
青木教授は「クオークが見つかっていない時代に考え出された湯川博士の理論を、より根源的なクオークの理論をもとに検証できた」と話している。
FNNHeadlin
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20070620i403.htm