【社会】検察「被告は無罪であります」・・・富山冤罪事件再審開始 | ≪最新ニュースとキーワード≫怒涛の更新

【社会】検察「被告は無罪であります」・・・富山冤罪事件再審開始

富山県氷見市の男性(40)が婦女暴行・同未遂容疑で県警に誤認逮捕されて服役した冤罪(えんざい)事件で、男性を無罪にする再審の初公判が20日、富山地裁高岡支部(藤田敏裁判長)で始まった。
検察側が読み上げた当時の起訴状について、男性は「身に覚えはありません」と罪状を否認した。
弁護側は証拠ねつ造の実態などを明らかにするため、当時の取調官に対する証人尋問を申請したが、検察側が「必要ない」とし、藤田裁判長は尋問を認めなかった。
次回以降、男性に対する被告人質問などを経て無罪判決を言い渡す。
公判は午前10時半に開廷。
検察側が2002年1月と同年3月に県内で起きた、いずれも少女に対する婦女暴行・同未遂事件について男性を犯人とする起訴状を朗読した。
冒頭陳述では、検察側は「被告は無罪であります」とだけ述べ、捜査過程などについては一切明らかにしなかった。
弁護側も冒頭陳述を行い、「被告が犯人であるとの強度の予断、偏見に基づいて逮捕、勾留し、長時間にわたる高圧的な取り調べを行って虚偽の自白を強要し、刑事被告人に仕立てた」と、捜査の過失を厳しく指摘した。
地検は、当時の証拠類を提出。
被害少女の説明で作成された犯人の似顔絵や、男性が婦女暴行未遂容疑で逮捕された直後の02年4月、地検高岡支部の検察官に対し容疑を否認した「弁解録取書」など、当時明らかにされなかった証拠も含まれている。
冤罪は、鳥取県警に強制わいせつ容疑で逮捕された松江市の男(52)(婦女暴行傷害罪などで公判中)が、昨年11月に両事件を自供したことがきっかけで発覚した。
*+*+YOMIURIONLINE2007/06/20[11:49]+*+
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070620it03.htm