【滋賀】信楽焼使いクールに加湿・冷却  | ≪最新ニュースとキーワード≫怒涛の更新

【滋賀】信楽焼使いクールに加湿・冷却 

甲賀市の県工業技術総合センター信楽窯業技術試験場が、表面に含んだ水分を気化させることで、周囲を加湿、冷却する陶器を開発した。
ヒートアイランド現象に悩む都市部での需要が見込まれており、建築業界やインテリア業界などから注目されている。
開発を担当したのは、高畑宏亮主査(40)。
陶器の表面に0.5ミリ以下の小さな穴が無数にあいており、透水性と保水性に優れているのが特徴だ。
下地となる陶土に塗る「化粧土」と呼ばれる泥状の土に、絶縁体の粒子とのり、中空樹脂を混ぜて焼き付けることで、まんべんなく穴をあけることができたという。
陶器に水を含ませると、毛細管現象によって化粧土の部分に水が染み込んでいき、ポンプのような役割を果たす。
水が陶器の表面を伝わり、気化する際に周囲を加湿、冷却する効果を併せ持っている。
同試験場は03年から屋上緑化や都市緑化をテーマに工業製品の開発に力を入れている。
同年には県内外の陶磁器メーカーなど29社とともに「屋上緑化用陶製品開発研究会」を立ち上げ、技術やアイデアを積極的に交換している。
今回開発した陶器は、05年春に着手。
製造方法の特許も出願し、昨年10月の同試験場の展示会でインテリア向けの試作品を発表した。
今後はより大きなタイルや陶板などを作り、建材として改良を重ねていく予定。
建材は信楽焼の生産額の50%を占めており、環境をテーマにした研究を統括する西尾隆臣主任主査(49)は「地元のメーカーでも簡単に作れる陶器なので、地域の生産高の向上に貢献したい」と話している。
朝日新聞06/1
http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000000706190002表面を水が伝う陶器の試作品。
将来的には建材の大きさにしたい考えだ=甲賀市の県工業技術総合センター信楽窯業技術試験場�http://mytown.asahi.com/shiga/k_img_render.php?k_id=26000000706190002o_id=2299type=kiji