気づかされること。 | ぼんたろー『急性前骨髄球性白血病 was?』のブログ

気づかされること。

先日、病友さんが逝った。


ある方からSNSで紹介されて、僕の知る限りの白血病闘病あるあるを伝えた。

励ますことも力になることも僕にはできない。ただ経験を伝えることしかできなかったけど、一生懸命伝えさせてもらった。


けど、望まぬ形で闘病を終えた。


いつも仲間が逝くたびに思うことがある。
闘病を終えて残った俺はなにしてんだろう。


皆さんの哀しみを背負うことは出来ない。
ましてや皆さんの哀しみを喜びに変えることも出来ない。


そうしてると、ふと闇に堕ちる。

「人は結果、死ぬのに苦しい思いするのは何故だろ?」

「どんなに頑張っても、人生は必ず終わりはくる」



深い深い闇に堕ちる。
安定剤に睡眠導入剤の日々。

けど朝がくると笑ってる。
出来る限り笑う。


…なんやってだ俺。



実際、退院して5年。
仕事失って、正社員にもなれず契約更新のたびに不安になる業務委託。

そのせいで家庭で、もめることもしばしば。

何より俺が1番勝手に負い目を背負ってる。素直になれない時も多い。

家族に責められたわけじゃないけど、明らかに生活水準が落ちていってる。


そうすると精神が負のスパイラルに堕ちる。



だーけーど



ようやく



ほんの少しだけわかったことがある。


やっぱり伝えること。


例えば「子を作り次の世代に繋ぎ伝える」


また「子を作らずとも自身の生きざまを示し伝え、繋ぐこと」


太古の昔から繰り返されてること。


自分のためだけじゃなくて、常に次の世代、自分に関わる全ての皆さんに生きざまを示すこと。


情けなくても、ぐちゃぐちゃでもボロクソでも生きざまを示すのが残った僕の役割。


先に逝った仲間のみんな、もがき進み、その上で笑う僕の人生を見守っててください。


闘病に勝敗はない。
本当にお疲れさまでしたと伝えたい。



また明日からサラリーマンも父親も夫を続けて行きたいと思う梅雨明け夜。