分からない時の対応


 訪問看護の場面で利用者さんからの質問に対して、その答えが分からなかった時、どうしたらいいのでしょうか?

 質問の内容にもよるかもしれませんが、医療に関することであれば「分かりません。」と返答するのは論外だと思います。

 それは、医療の専門である看護師が医療についての質問に答えられないようでは、利用者さんはその看護師に訪問看護の支援をして欲しいとは思わないのではないでしょうか。

 私は、正直言ってハッキリとした答えが分からない質問を受けたことはあります。

 その時は、その質問に関連することや少しだけでも分かることを答えとして伝えます。もちろんそれだけでは答えとして不十分なのは承知の上です。

 その後に、「もしかしたら、もう少し別の解釈もあるかもしれないので、気になるので調べてみてもいいですか?来週までに調べて伝えれるようにしておきますね。」

 質問に対して「分からない。」と返答するのと、「別の解釈があるかもしれないので調べてみます。」と返答するのとでは、利用者さんの受ける印象は大きく違うと思います。

 実はどちらの返答も質問の回答が分からないのには変わらないのです。要するに、利用者さんに安心感を与えることが必要なのです。利用者さんを不安にさせてはいけないのです。

 どんな質問にも答えられるよう、常日頃から情報を敏感にキャッチしておくことは心がけてはいます。