看護学生時代、上手くいかないことが沢山ありました。腹が立つことがたくさんありました。怒りの感情は若いから起こるのではないかと思っています。感情の起伏が激しいとか言いますし。怒りの感情はエネルギーが必要ですし。そういう意味では年齢を重ねるとそういうエネルギーも低下して、感情が起伏することが少なくなります。他の人はそうではないかもしれませんが、私はそうでした。

 看護学生時代にそんなエネルギーを上手くコントロールできていたかと言えば自分だけでは難しかったでしょう。

 私の傍にはいつも一緒に時間を共にする友人がいました。卒業して20年近くになりますが、今も会っています。その友人と遊んだり楽しい話しをしたり冗談を言い合ったりしていたことで、エネルギーを上手くコントロールできていたのだと思います。その時はその大事さが分かりませんでしたが今はそれを感じます。

 社会人になると、学生時代の友人のような人が常に近くにいるなんてことは難しいです。だから自分で感情をコントロールする術を身に付けないといけません。学生時代よりも社会人の方が色んなことが起こりますし、ストレスのかかることが多いですから。

 私にはどんな手段があるのだろうか?と考えますが、特にこれといってやっていることはないように思います。よくストレス解消法は?と聞かれることがありますが、答えることができません。

 でも、大きなストレスがかかった時に処理しきれなくなってとても辛くなります。立場上、気楽に話せる相手も見当たりません。学生時代は良かったなぁ〜と過去を振り返るばかりです。それでは何の解決にもならないんですけどね。