昨日、点数計算の基礎として符について一部書きましたが、点数計算のおおよそのイメージを先に掴んでもらった方がいいかな、と思って、基本の「き」を書きます。ちょっと小難しい内容も入っているけど、軽くでいいので頭に入れておいてください!
(5年ほど前に発売された自動点数計算卓。普及しなかったな・・・・残念)
(1)点数計算の構成要素
点数計算は「符」と「役=飜数」で構成されています。
「符」 ・・・ 手牌の構成要素(メンツ=面子、雀頭=トイツ)や、アガリ方、メンゼンか鳴きかによって決まるいわば手牌自体の点数
「役=飜数」 ・・・ ポーカーでいうところの「ツーペア」などのアガリやアガリ方で成立する点数のこと。
(例)
タンヤオ=1飜
メンゼンツモ=1飜
ピンフ=1飜
※飜(ハンまたはファン)は1役、2役ともいい、役を数える時の数え方。
まとめ
符 = 手牌自体の点数
役 = ポーカーでの手役みたいなもの(アガリの形)
飜 = 手役の点数(役ともいう)
役 = ポーカーでの手役みたいなもの(アガリの形)
飜 = 手役の点数(役ともいう)
(2)符は10符単位に切り上げる。
符の計算方法は別記事で書いていますが、数えた符に1の位がでてきた場合は切り上げます。
(例)
20符→20符
22符→30符
24符→30符
26符→30符
28符→30符
30符→30符
※符の1の位は必ず偶数。
まとめ
符は数えた後、10符単位に切り上げる。
(3)点数計算の計算式を頭の片隅に入れておく。
これをなんとなくでも覚えておくと、点数表がなくても自力で計算できます。あと、点数表の成り立ちを理解できるので、覚えるスピードが速くなります。
アガリの基礎点 = 符 × 2 ^ (2+N)
※Nは飜数
※「^」は「べき乗」。2^2なら2の2乗。
上記の式で符=30符、N(飜数)=1飜なら
アガリの基礎点 = 30 × 2^(2+1) = 30 × 2^3 = 30×8 = 240
となります。30符1飜の時の基礎点は240点ですね。
親のアガリ
親のロンアガリの点数 = (アガリの基礎点) × 6
親のツモアガリの時の子の支払い = (アガリの基礎点) × 2
※実際の支払いは上記の点数の十の位を切り上げて100点単位にする。
(例)30符1飜の時
ロン
・・・30×2^(2+1)×6=30×8×6=1440→1500
ツモ
・・・30×2^(2+1)×2=30×8×2=480→500(オール)
子のアガリ
子のロンアガリの点数 = (アガリの基礎点) × 4
子のツモアガリの時の親の支払い = (アガリの基礎点) × 2
子のツモアガリの時の子の支払い = (アガリの基礎点) × 1
※実際の支払いは上記の点数の十の位を切り上げて100点単位にする。
(例)30符1飜の時
ロン
・・・30×2^(2+1)×4=30×8×4=960→1000
ツモ
・・・親30×2^(2+1)=30×8×2=480→500
・・・子30×2^(2+1)=30×8×1=240→300
→組み合わせて、子300親500の支払い(計1100点)
まとめ
点数計算の基本式は
基本点
= 切り上げた「符」 × 2の飜数+2乗 (1飜なら2の3乗、2飜なら2の4乗)
子のロンは基本点の4倍、親はその1.5倍の6倍(を100点単位に切り上げる)
子のツモは他の子2名から基本点を、親から基本点の2倍をもらう
親のツモは子3名から基本点の2倍をもらう
(4)マンガン以上
マンガン以上は簡単なので覚えるだけです。
基本ルール
・ハネマン(6飜)以上は符が関係ない。
・5飜の場合は符に関係なくマンガンになる。
・4飜の場合は40符以上はすべてマンガン。20符と30符はマンガンとならない。(ウェルカムは30符4飜もマンガン)
①マンガンの基準
20符5飜~
30符5飜~
40符4飜~(50符以上も同様に4飜以上はマンガン)
※30符4飜もマンガンとするルールもあります。ウェルカムを含め、最近のフリー雀荘はマンガンにするところが多いです。
②ハネマン・・・6、7飜
③倍満・・・8,9,10飜
④三倍満・・・11、12飜
⑤数え役満・・・13飜以上
※13飜以上も数え役満とせず、三倍満というルールもある。ウェルカムは数え役満あり。
まとめ
5飜 マンガン
6飜 ハネマン
8飜 倍満
11飜 三倍満
13飜 数え役満
4飜は40符(ウェルカムでは30符)以上がマンガン
(5)マンガン以下の点数のおおよその数字を覚えておく。
実戦で使えるわけではありませんが、何飜だと大体何点くらいなのかを覚えておくと便利です。
点数計算の覚え始めの時期には、点数計算表から覚えた点数があっているのかどうか自信がないと思いますが、この「大体の点数」を覚えておくことでチェックができるので、正しい点数を覚えるのに役に立ちます。
この場合、30符の点数に近い数字を覚えます。なぜ30符かというと、一番頻出の点数であるのと同時に、基本がつまっているのでわかりやすいのです。
①子
1飜 = 1000点
2飜 = 2000点
3飜 = 4000点※正しい点数は3900点
4飜 = 8000点※正しい点数は7700点
1飜増えるごとに2倍になっているのがわかります。正しい点数の方は2倍よりちょっと少ないですね。これは(3)でも書いた切り上げによる影響なのですが、細かいことはもう少し後の記事でお伝えします。
これが親の場合になると
②親
1飜 = 1500点
2飜 = 3000点※正しい点数は2900点
3飜 = 6000点※正しい点数は5800点
4飜 = 12000点※正しい点数は11600点
となります。1飜増えるごとに2倍になるのは子の時と同じですが、子と比べて点数が1.5倍ですね。
親は子の1.5倍
というのも、点数計算の大事なポイントです。これは(3)の計算式からもわかります。
上記のように、子と親における、飜数ごとの大体の点数を覚えておくことで、自分がおぼえている点数が大体あってるかどうかのチェックができます。
符が30符より多い時はこれより多い点数になりますし、符が小さい時は少ない点数になります。
まとめ
子の基準となる点数は1000、2000、約4000、約8000
親の基準となる点数は1500、約3000、約6000、約12000
を覚えて、自分が覚えていたり計算した点数と近しいかをチェック!
大体こんな感じです。
覚える順番としては
麻雀の点数計算の覚え方
①役とそれぞれの飜数を覚える。
②マンガン以上を覚える。
③大体の点数を覚える
③符を覚える。
④点数計算表の頻出部分を覚える(20、30、40符、50符とチートイツ)
からスタートしてみるのがよいと思います。
文章で書くと面倒だけど、覚え始めると案外簡単ですので、是非挑戦してみてください。
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