手力雄(たぢからお)の舞

 

旅館で晩ごはんを食べたあとは…

高千穂の夜神楽へ

 

この地域では、夜な夜な神楽を踊るそうです

毎晩、夜神楽三十三番より、代表的な4番を見せてくれます

 

まず上の写真、

手力雄(たぢからお)の舞

 

天照大神(あまてらすおおみかみ)が天の岩戸にお隠れになったので、

力の強い手力雄命(たぢからおのみこと)が天の岩戸を探し出すために静かに音を聞いたり、

考えたりする様子を表現してあります

 

鈿女(うずめ)の舞
 

天の岩戸の所在がはっきりしたので、

岩戸の前で天鈿女命(あめのうずめのみこと)が八百余神(やおよろずのかみ)の前で

天照大神を岩屋より誘い出すために舞った舞です。

 

戸取(ととり)の舞
 

天の岩戸の岩屋も岩戸の戸も所在がはっきりしたので、

手力雄命が岩屋戸を取り除いて天照大神を迎え出す舞で勇壮で力強く舞う舞です

 

御神体(ごしんたい)の舞

 

別名国生みの舞とか酒こしの舞と申しますが、

イザナギ・イザナミの二神が酒を作ってお互いに仲良く飲んで抱擁し合い、

極めて夫婦円満を象徴している舞です。

 

この神楽、秋の実りへの感謝と翌年の豊穣を祈願し、

 11月中旬から2月上旬にかけて三十三番の神楽があちこちで奉納されているそうです

 

その伝統的な神楽を鑑賞して

少しでも高千穂について近づけたような気がします