続きです。
子供の不登校を受け入れられなかった当時の自分を救ってくれたのは、
北島晴夫先生の
SDKS+Cと言う考え方でした。
S 信じる
子供と築く、親子の信頼関係を信じる
D 黙る
親が無意識に普段から放っている上から目線の言葉に気づくため、とにかく徹底的に黙る
K 聴く
子供から話しかけられた時
親は家事や仕事を切り上げ
全身全霊で子供の話を聴く。
意見、アドバイス、親の体験談などの余計な事を挟まないために黙って聴く。
子供の話がなかなか結論にたどりつなかくても
それで?それから?と促し、
話のゴールまできちんと聞く。
S 全て任せる
親は先回りせず子供の自主性に任せ、
子供が試行錯誤しようとする姿を認め
成功しても、つまづいても、
失敗してもいい。と肯定的に全て任せる。
+Cはチェンジ。
SDKSを通して
子供ではなく親が変化する。
私はこれを読み、とにかく黙ってみよう、
次に子供が話しかけてくれた時は
黙って、話を聞こう。
そうして様子を見ようと決意しました。
登校しなさい。とも言わず
今日は行けたの?とも聞かず。
子供はゆっくり身体を休められている様子でした。
仕事中、私はもちろん心配でたまりませんでしたが
余計な声がけは一切しませんでした。
しばらくしたある日、
家の片付けをしていた私は戸棚の隅に
バタバタして
すっかり植えるのを忘れてしまっていた
チューリップの球根に気がつきました。
その瞬間、
この球根は私の子供達だ
と言う考えが浮かびました。
つづきます。