カルロ・ガンビーノ、スティーブン・サラッサ、ジョセフ・コロンボ、カーマイン・トラムンティ。
そして、ボナーノ。
映画「ゴッド・ファーザー」は、このボナーノ氏がモデルだ。
ボナーノファミリー。
元々は、ブルックリンからスタートした。
ガンビーノといえが、最近もマスコミを騒がせている。
ゴッティ・ジュニア。
ボナーノや、ガンビーノといった組織のワイズガイ、いわゆる幹部。
これは、日本でたとえるなら、直径組長といったところだろう。
先日、マンハッタンのホテル・マリオットマーキュリーで、
五大ファミリーの会議が開かれた。
ボディーガード達は、日本と違い、皆、熟練した40代以上。
日本のような若い衆。
そういった連中が、このような会議場に姿を見いせることはまずない。
また、30代そこそこのヤツ運転手をするということも、ない。
基本的に、イタリアンマフィアは、若いの連れて行動するということはしない。
若き獅子達は、若いものの中で、どれだけ勝ち残れるかを試されるのだ。
そういった意味では、日本のヤクザ社会よりも、
かなりシステム化されている。
日本では、田舎の方で、若いのがなにかをやっていても、
なかなか見つかることはない。
しかし、マフィアは違う。
隠れて何かをするというようなことは、死を意味する。
わたしが、あるファミリーの人間と知り合ったのは、2002年だった。
そんな彼が、今年、幹部となった。
彼はかるく100人以上は殺している。
この数は、彼等の世界ではたいした数字はない。