facebookの方で、
「ワンセット」
という企画が始まりました。

ワンセットは、Facebook上の友達とペアを組んで、
ペアマッチ形式で麻雀の対戦相手を募集できる
ソーシャル麻雀マッチングサービスです。
無料でご利用いただけます。
Facebookアカウントを持っていればすぐに登録、利用でき、麻雀を通じた交流をお楽しみいただくことができます。
また、安心してご利用いただけるよう、対戦相手の情報は登録されたプロフィールで見ることができるほか、
Facebookページへのリンクからも見ることができます。

その中で、プレミアム対局というサービスがありまして、
ワンセットで登録したペアで著名人や麻雀プロに対戦を申し込めるようになっています。
応募者の中から抽選で選ばれた当選者のペアと対局します。

http://1set.me/s/premium_event

私も、プロ協会ペアとして、鈴木たろう&須田良規で参加いたします。
申し込みは無料です!

開催日 10月28日(日) 12:00-15:00
応募締め切り 10月22日(日)

となっておりますので、対局してみたい方は、是非お申し込み下さい!
井田ヒロト先生の書き下ろし特別読み切り、

「東大を出たけれど episode:0 月下の雀荘」

が掲載されます。

多分単行本になることはなかなかないと思いますので・・・

是非近代麻雀を購入して保存して下さい!

どうぞよろしくお願いします。m(_ _)m


$東風戦メンバー戦記
$東風戦メンバー戦記

5月17日、私が脚本をしている「病葉流れて」の第1巻が発売されます。

Amazonは→こちら

送料無料で予約できます。

白川道先生原作の小説の雰囲気もとてもカッコいいのですが、
麻雀漫画としてアレンジしたこちらも是非ご覧ください!

なかなか漫画の装丁もカッコよくないですか?(笑)
暇なもので、なんかそろそろ昔のコラムでもアップしていこうかと思います。

以前50話くらいまでブログに出してたんですけどね、
牌画が見れなくなっちゃったんですね。

http://www.mahjong.or.jp/etc/1414.html
こちらに
「過去の牌画につきましては現状は対応しておりませんが、今後表示されるように調整させていただきます。」
と書いてあったので、それを待ってたんですが、
どうも過去の牌画はもう表示されないみたいです。(麻雀王国談)

まあ新しい牌画に変えるのもぶっちゃけ面倒なので、
これからは保存してあるテキストをそのままあげちゃいます。

全部で108話あるんですが、最後の方から出してみます。

暇があれば続きますw
また暇が出来たのでついでに。
これは第3巻の最終話ですね。実質の最終回。

もし漫画の単行本をまだご覧になってない方がいらっしゃれば、興味を持って頂けたら幸いです。

実際の漫画の方は、ネームが足りなかったのか作画の井田さんが脚色を加えて下さってます。
井田さんはこういうのも巧いんですよね~。

ところで今近代麻雀の方で、近代麻雀漫画賞を募集していますね。

近代麻雀漫画生活さまより勝手に拝借→http://blog.livedoor.jp/inoken_the_world/archives/51940351.html

原作部門とか考えている方は、参考になさって下さるといいんじゃないでしょうか。
(別に竹書房に頼まれたわけじゃないですよw)

それではどうぞ~


3-8「黙聴」


(注:今回趣向を変えて・・・中林がストーリーテラーとなって、須田を見ている形にして下さい)


フロアーで立ち番をしている須田と、麻雀を打っている中林。
カランカランと扉が鳴って、カップルの客が来店する。
男性は派手なコートの偉そうな若者、女性の方はそれに似つかわしくない、とても清楚な印象である。
須田「いらっしゃいませ――」
須田はその女性が来て、いくらか嬉しそうな表情で迎える。
卓の中林がそれを見る。
N(・・・見てらんねーな)

ソファに掛ける二人。
須田がおしぼりを二つ持ってくる。
N(ちょっと前、こうやってカップルで来る客がいて――)
N(まあなんつーか・・・)
N(多分先輩は、わりと彼女のことが好きだったんじゃないかと思ってた)
麻雀を打ちながら中林が、おしぼりを彼女に渡す須田の顔を見ている。

彼氏「アイスティーあったっけ?」
須田「すいません、アイスティーはなくて――」
彼氏「なんだよ――。うちの近くの店はあるのにな」
彼氏「いいやコーラで」
彼氏はつまらなそうに話す。
彼氏「わざわざこんな店まで来なくてもよくね?」
彼女「いいじゃん。私、ここがいいな」
彼女が須田の方に目をやり、無言で目を伏せる須田。
ちょっとトイレ、と彼氏が待ち席を立つ。
彼女が須田に話しかける。
彼女「ごめんね――。無理に起こして来たから機嫌悪いみたい」
須田「いえ――」
彼女「今日は須田さん一緒に打てる?」
須田「そうですね――。メンバーツー入りで立てますから」
彼女「ふふ。よかったぁー」

N(もちろんこれは俺の勝手な想像に過ぎないけど――)
N(彼女の方も、なんとなく須田さんに好感を持っていたんじゃないだろうか――、という感じはしていた)
N(もっとも、彼女はいつも彼氏連れだったし)
トイレから出てきた彼氏と彼女が話している画。
N(俺たちメンバー風情が、雀荘の客に何を期待するってわけでもないけどさ――)


彼女「――ツモ」
<彼女の手>
一二三五五六七七七八九九九 ツモ六
彼女「4000・8000――」
カウンターに立って、麻雀を見ている中林。
N(麻雀は、彼女の方が好きでやっているんだろう)
N(彼氏の方は、どちらかというと渋々付き合っている様子だ)

須田「ロン!」
須田「ツモ!」
カウンターで頬杖をついて見ている中林。
N(最初彼女がダントツだったけど――、須田さんが必死に追い上げた)
N(なんていうのか――)
N(彼氏に張り合ってとか、彼女にいいトコを見せたいとか、そういう子供じみた意地を見せるような人じゃなかったけど)
N(須田さんはただ静かに――、トップの彼女を追いかけていたんだ)


N(オーラス――)

   東家(男性)
南家(倉橋)  北家(女性)
   西家(須田)


N(北家の彼女は35200点持ちでトップ目)
N(西家の須田さんは35000点と、その差は200点)
中林(共に和了りトップ――)

王牌の画。ドラ表示牌は南。

<彼女の手>
■■■■ 四三五(チー) ⑦赤⑤⑥(チー) 発発発(ポン)

<彼女の河>
九白②東8⑨
八西③4

N(ドラは※西で出枯れ。赤※5は場に見えており――)
倉橋の河に赤5索の画。

中林(彼女はまず※発赤1枚の2000点といったところか)


須田、ツモ八。
<須田の手>
三三六七①②③45789北 ツモ八

中林(須田さんも聴牌――)
須田、打北で黙聴。

<須田の手>
三三六七八①②③45789

中林(オーラスの和了りトップだ。当然のダマ――)

親の彼氏が※6を切ってリーチ。
彼氏「リーチ!」

中林(出た――!)
須田「ロン!」

N(そのとき――、透き通るような声がそれに被さった)

彼女「ロン――」
①①45 四三五(チー) ⑦赤⑤⑥(チー) 発発発(ポン) ロン6


須田「あ――」
須田が唖然とした表情。
須田「・・・1000点です」
彼女「私は2000点――」

中林(確かに、彼女は予想通りの2000点か――)
N(彼女が2000点のダブロンで――、彼女は須田さんが必死に伸ばした手をすり抜けるように、すっと逃げのびてトップになった)

N(そうだ。彼女の待ちも、仕掛けと河から索子の中ほどが濃い)
彼女の河の画。
N(※3‐※6あたりの2000点、といった予想は容易に立つ)
N(それなら――、同聴だったときに備えて、須田さんはダマにせず曲げておいた方が良かったんだ)

散乱する牌の中、凛として立つ王牌の画。
須田がそれを注視している。
中林(裏ドラは――なんだったのかな)

須田の倒した手牌のアップ。
三三六七八①②③45789

N(メンピンだけでは無論2000点で結局足りないが、裏ドラが乗れば当然彼女はかわせる。上家だからリーチ棒も失わない)

うなだれている須田に、彼女が悪戯っぽく微笑む。
「リーチ、すればよかったのに」

須田が彼女の顔を見る。
N(これも無粋な俺の想像だが――)
N(もしかすると、どこかで須田さんが、堂々と思いの丈を告白すれば――、何か運命は変わったのかもしれない)
N(堂々とリーチをすれば、転がった裏ドラが違う未来を示してくれたのかもしれない)
王牌の画。

彼氏と彼女が上着を着て帰ろうとする。彼女は彼と腕を組んで、後ろを振り返って須田を見る。
N(結局先輩が、彼女に思いを吐露するリーチを宣言するようなことはなかった)

N(彼女の気持ちは、今となっては誰も確かめようがない)
N(伏せられた裏ドラのごとく、俺たちには知る権利もなかったんだ――)

カランカランとドアが閉じる。
二人「ありがとうございました――」
ご無沙汰しております。

漫画「東大を出たけれど」ですが、
コンビニ廉価版が発売されることになりました!

12月10日(金)「麻雀メンバー戦記」で販売します。

まだご覧になってない方、
また、帰りの電車でちょっと時間つぶしをしたい方、
是非コンビニで手に取ってみて下さい。


それともう一つ、
1月27日(木)Vシネマ版「東大を出たけれど」が発売されます。


全国2万件の雀荘に“メンバー”と呼ばれる者たちがいる。彼らは雑務と接客をこなしながら自腹で麻雀
を打つ、雀荘従業員である。東大を卒業してメンバーになった須田良規(岡部 尚)。
日本の最高学府を卒業したのだからもう少し気の利いた職業があったかもしれない。だが良規は自らが住むべき場所を雀荘の中に見出した。
雀荘には、学生時代の友人である奥村恵(折原みか)、八波泰介(工藤和馬)、瀬川透(島守杏介)や良規行きつけのラーメン店従業員の山ちゃん(宮川一朗太)が、さまざまな思いを抱きながら訪れる。
そこには社会的地位や名誉、資産の有無も存在しない。皆、公平に与えられたチャンスを掴むべく闘うことだけに集中する。
そして、その間は忘れることができる。日々の辛苦を、将来の不安や、焦燥を・・・。
明日になれば再び日常に戻っていく市井の麻雀客たちを、良規は静かに見つめている。

$東風戦メンバー戦記-dvd


・・・というわけで、こちらも是非ご覧下さい!

というわけで本日発売いたしました。

東大を出たけれど3巻です。

掲載されているお話について簡単に紹介を・・・


「フリテンの店」
今働いている雀荘の近所の飲食店のお話ですね。
私の心配をよそに、現在も元気に営業しております(^-^)


「海底」
知人のメンバー時代の経験をお話にしました。
感謝。


「対処の打牌」
雀荘に長くいる人は、こういう方は何人も見てきたのではないでしょうか。


「アルカイックスマイル」
モデルは知人です。
彼女の体験と日記が元になっています。


「不器用な子」
名前は三木プロのをそのまま拝借しました。
本当に弟から心配して電話がかかってきたそうです。


「出前持ち」
このモデルの方は、事実過労で亡くなってしまいました・・・。
流石に後日談としては悲しすぎるので漫画にはしませんでした。
ご冥福をお祈りいたします。


「会話」
大学時代の麻雀仲間の話です。
類は友をと申しますが、
実際私の周りにはこんな連中ばかりでしたね。


「黙テン」
これが事実上の最終回です。
2巻の最後は敢えて強烈に暗い話で締めたのですが、
3巻は、恋愛を絡めて、読後感はもう少ししんみりとさせようと思いました。


という感じになっています。

まあムダヅモのように爆発的に売れたら再開もあるかもしれませんが、
おそらく厳しいでしょうね・・・

それでも、私の拙いお話にここまでお付き合い頂いた読者の方々には
心から感謝しております。


本当にありがとうございました。


雀荘メンバーの悲哀や葛藤について、
少しでも皆様の共感を得られたら幸いです。

それでは皆様、またどこかでお会いできることを祈っております。

東風戦メンバー戦記

今日は竹書房で
「東大を出たけれど」3巻
の全体校正をして来ました。

6月5日に発売いたします。

一応6月1日の近代麻雀本誌に単行本の最終話を掲載いたしまして

漫画「東大を出たけれど」はおしまいです。

初めての漫画原作でしたが、こうして3巻まで出させてもらえたのは、
ひとえに読者の皆様、作画の井田ヒロトさん、担当の編集さんのおかげです。

この場を借りて御礼申し上げます。

正直もっと続けられたらそうしたかったのですが、
なかなかうまくいかないものですね・・・

ともあれ、一つの仕事を終えたということで。

これを区切りに、また頑張っていこうと思います。

最後になりましたが、
amebloの皆様、メンバーの仕事や雀荘でのドラマに興味をお持ちでしたら、
単行本の方、お手に取ってご覧いただけたら嬉しいです。
読んだことのある方もそうでない方も、
どうぞよろしくお願いします。

初心者のための麻雀講座
黄金牌を巡る物語

http://www2.odn.ne.jp/~cbm15900/



こちらで福地誠さんの担当されている

カンチャン待ち麻雀人生相談 というページに質問を提供させて頂きました。


福地誠さんは私が昔いた雀荘の客で・・・

東大の先輩でもあり、その店のメンバーの先輩でもありました。


第18夜「親方と福地誠」 でも登場していますね。


福地誠blog


福地さんなくしては今の私はありません。

尊敬する先輩です。


東風戦メンバー戦記-ueda


このたび、日本プロ麻雀協会ではファンクラブを設立しました。

ファンクラブ名はClub.NPMです。

ファンクラブ会員特典として
・交流イベント(関東・関西の年2回)の優先参加・割引
・会報の発行
・毎週女流プロからのメール配信
・直筆バースデーカードのプレゼント
など、さまざまな企画を続々発信していきます。
また、男性プロのここでしか読めない書き下ろしの戦術論やコラムも会報に掲載します!
詳しくはhttp://clubnpm.com/ をご覧ください!
皆さんよろしくお願いします。