どうも、松です!
今回も「トイトイ」に関連するお話をしていこうと思います!
前回の記事では
(自分は南家)
この配牌をトイトイの例に挙げました。
しかし、そもそもこの配牌ではトイトイを狙うべきではありません。
トイトイよりも、「チートイツ」を狙うべきなのです。
ご存じかとは思いますが、チートイツとは文字通り、7つの対子が揃えば上がることができる役です。
この配牌は5つ対子があるので、イーシャンテンの状態ですね。
上がったときの状態はこうです。
ロン
5つの対子があるとき、あなたはトイトイにいくか、チートイツにいくか迷うと思います。
僕は5つの対子があるときは、基本的にチートイツに向かうことをおすすめします。
なぜチートイツに向かうべきなのか、これからご説明します。
まずトイトイとチートイツは、手をつくるプロセスが対照的です。
「トイトイはリスクをかえりみずに、とにかくガンガン鳴いて手を作る」
「チートイツは守りを重視して、様子を見ながらじっくりと手を作る」
もう少し具体的に言えば、トイトイはどんどんポンをして、手牌を短くしながら攻めるので、
他家に振り込むリスクが上がる反面、スピードが速いです。
一方チートイツは、安全牌を抱えたり、危険牌を抑えたまま攻めることができるので、
スピードが遅い反面、他家に振り込むリスクは低いです。
簡単にいえば、「トイトイは攻め、チートイツは受け」です。
ここであなたは、「麻雀は点を増やすゲームだから、トイトイでガンガン攻めたほうがいいんじゃないの?」と思うかもしれません。
しかし考えてみてください。
前にもお話したように、自分が上がれる確率は25%しかありません。
これは裏を返せば、「上がれない確率が75%もある」といえます。
4回に3回は上がれないのです。
つまり麻雀では、他家に上がられてしまう3回の中でいかに振り込まないようにするかが重要なのです。
点を増やすよりも、点を減らさないように意識することです。
なので僕は、基本的には「受け」のチートイツに向かうことをおすすめしました。
では、「上がりに向かう必要はないのか」というとそんなことはありません。
もちろん、点を増やすことも重要です。
点を増やすには、リスクよりもリターンが上回るかを見極め、「ここだ!」と思ったときに攻める必要があります。
トイトイは、鳴いて手牌を短くする上に、全て刻子でなければならないという制約があります。
オリることが困難になり、他の役に比べて上がれる確率も低いです。
そのため、トイトイを狙うときは、その大きなリスクを上回るリターンが必要になります。
それでは今回はここまでです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!