鳳凰戦観戦してきました。
土曜と日曜の二日間がっつり見てきました。
今日は遅くなりましたが私なりそのレポと感想です。
手筋等については一切言明しませんのでそれは連盟hpでご覧ください。
私が着いたのは2時くらいでした。
まず目に入ったのは人の多さです。
50人はいたでしょうか。
・・・・・・見えない。
かろうじて見えるのは土田十段位の後頭部だけ。
仕方ないから成績を見る。
瀬戸熊發王位の一人浮き。というより多井王位の一人沈みでした。
それにしても人が多い。後ろの方はいすの上に立って観戦してる。
入場料とってもいいんじゃないすか?500円ぐらい。それでも来る人は来ますよ。
・・・・・・しかしながらこの大量の観戦者のなかにどの団体にも所属してないいわゆる一般ファンってどれくらいいるのでしょうか。
少なくともどっかで見たことある顔が半分くらいいました。
半荘が終り小休止になったすきに多井王位と土田十段位の間最前列のベストポジションを確保。
多井王位は終始苦しい展開で完璧な山読みからのオリジナル手順でテンパろうが止まりようない当たり牌を牌を止めようがよくならない。
そしてその後も私はほとんどの局多井王位の後ろにピタ付けしてました。
彼の懸命で苦しい戦いを私は目をそらすことなく見ていました。
そして迎えた最終半荘。多井王位に最後まで女神は微笑みませんでした。
王位に微笑んだのは意地悪な小悪魔でした。
最終半荘瀬戸熊發王位が相変わらずのダントツので2位土田十段位と39ポイント3位阿部現鳳凰位と49ポイント多井王位とは140ポイント離れてます。(記憶があいまいなので大体の数字です)
このポイント差は連盟Aルールではかなりの大きさです。
2位土田十段位は瀬戸熊發王位トップラスかつ一人沈み条件。(点差にもよりますが)
3位阿部現鳳凰位はかつ土田十段位に2000点か二つ順位差をつける。
4位多井王位は120000点差をつけるかな。
つまり瀬戸熊發王位から見ればラスでさえなければまず鳳凰位です。
そんな状況の中での最後の半荘多井王位に手が入ってしまいました。
嵐のように激しく。
そしてその嵐に飛び込んでしまったのはラスでさえなければいい瀬戸熊發王位でした。
多井王位のリーチチートイドラドラの北単騎に打ち込んだのをきっかけにして瀬戸熊發王位の点棒がすべて多井王位に流れていく。
60000近く持つ多井王位、箱下10000点の瀬戸熊發王位。
そしてくずれた瀬戸熊發王位の隙をつき土田十段位の3900オールが決まる。
結果優勝したのは土田十段位でしたが彼は最終半荘3着でした。
事実上鳳凰位を決めたのは目のない多井王位だったのです。
多井王位の苦しむような声での「リーチ」つらそうな声での「ロン8000」
この苦しい鳳凰戦で一番苦しい半荘だったのかもしれません。
目がないから配牌おりを決めあがらない。手を崩す。ツモしかしない。
彼はプロとしていろいろな選択を考えたことでしょう。
厳密にいえばオーラスまでは少なくとも南場の親が流れるまでは可能性は0じゃない。
だから彼は手牌に素直に最終形リーチをくりかえしあがり続けた。
(事実南場の親の国士シャンテンが成就していれば条件クリアでした。・・・・・・たらればを言ってもしかたないですが)
そして猛追をみせた阿部鳳凰位がオーラス親番で静かに手牌をふせた時土田鳳凰位が誕生した。
その時彼は誰よりも悔しそうに目に涙を浮かべ阿部、瀬戸熊両氏に小さな声で「悪い」とつぶやいた。
片手のかかった鳳凰位を逃した瀬戸熊發王位は「いえ」とだけ言って多井王位に握手をもとめた。
阿部元鳳凰位は多井王位と握手をし、なだめるように彼の背中をたたいた。
これはすべて私が後ろで見ていた感想であり真実とは違うかもしれません。
ただ私はこの最後のシーンに何よりも心を打たれ麻雀プロというものに心から感動しました。
この世界に入ってよかった。いつか彼らのような麻雀プロになりたい。
。。。。。。。追記。。。。。。。。。
多井王位が私がずっと後ろで見ていたのを知っていたのかどうかはわかりませんが表彰式の後私に「お疲れ様」といってくれました。
『いやあなたのほうが絶対疲れてるしつらいだろうし・・・・・・・』などなど頭をいろんなことがよぎりましたが、わたしはただ「お疲れ様でした」と頭を下げるしかできませんでした。