- 【よく聞く、または特別な思い入れのある5曲】(その4)
80年代アイドルを外せないという事もありまして・・・、
以前も紹介した松田聖子再登場です。いまだアイドルとして
君臨していられる理由は、聖子本人の築いたカリスマ性にある
というのもモチロンですが、詞・曲にも恵まれた事もあると
思います(そして松田聖子が歌う故に名曲となったわけです)。「Strawberry Time」(1987年)
この曲は、松本隆作詞。土橋安騎夫作曲です。
松本さんは数々のアイドル、歌手の曲を手掛けた売れっ子
作詞家。土橋さんはREBECCAのキーボーディストで
あると同時に、バンドのコンポーザーでもありました。
調べてみると、この曲は神田正輝と結婚後、二年のブランクを
経て「ダンシング・シューズ」以来の作品。復帰先ともいえますね。
そして、「松田聖子21曲連続オリコン1位」という記録も作り上げて
いるのです。脅威!
同じ日に、REBECCAの「MONOTONE BOY」も発売されており、
こちらはオリコン3位を獲得しています。
このREBECCAの「MONOTONE BOY」は、松本隆がこのREBECCA
というバンドのために、作詞をした唯一の曲で、しかも作曲は土橋。
…という事は、作詞・作曲者が同じ(松本&土橋)コンビでオリコン
シングルチャート1位と3位を獲得しているわけですね。
スゴイです! ちなみに、この曲は東宝「微熱少年」エンディング
テーマ。
(この直後に出た、REBECCAのリミックスアルバムは、オリコン1位
をゲットしています)
「Strawberry Time」は1位→1位→2位→1位と返り咲き1位を記録
しています。
その連続を断ち切ったのは、「時の河を越えて」
・・・うしろ髪ひかれ隊です。つまりアイドル時代の工藤静香!
おニャン子パワー炸裂、秋元ワールドまさに全盛!
「Strawberry Time」
曲はというと・・・REBECCAを御存知の人ならばサウンド傾向が
分かるかと思いますが、キーボード、サウンド・エフェクトが
さりげなくキラキラ詰まった音数の多い、どちらかと言えば、
派手、ゴージャスなサウンドが特徴です。
(REBECCAの時はNOKKOの声量を全面に出していたので、歌詞
のある部分は抑え気味だったかもしれませんが)
「strawberry time」もイントロから、ドッタンバタンしてます。
ただ・・・スペイシーで、この世のものではないイメージ、ドリーム
ランド的な、「未来的世界」アイドルのいる街は色濃くフィーチュア
されていると思います。
“綺麗な眼の花の少年”“風のように歌う”“ここに住む人は誰も
ハッピネス!”もうLOTUSLANDか、エルドラドか、シャングリラか、
・・・完全にスペース・トリップです。御伽の国です。
私も行きたい! 踊る巨大ネズミ、ミッ○ーや、体重リンゴ3個分のネコ型
キテ○ー、モリゾー、すべてが踊っているような世界が見えてきます。
松田聖子の『未来へ羽ばたこう』志向がこの曲から、数曲続くのですが、
その最初の曲。数々の名曲はありますが、徹頭徹尾、トリップしている
『オレンジの河(皮ではない)とイチゴの町 万華鏡の世界が広がる・・・』
まさにそのものです!これだけ曲と歌詞がマッチし、理想郷の世界を
想像させる曲、恐るべし聖子! そして曲作りスタッフ陣!
(一方の「MONOTONE BOY」で、土橋&松本のコンビは、アンニュイな
まったく違った世界観を見せているのですが、REBECCAの裏代表曲
ともいえるでしょう。)
因みに、聖子といえば中森明菜なのですが、ここで挙げるとすれば
彼女なのです。
