ディスる(批判する)
りょ(了解の略)
ググる(Google検索、単に検索する意味も)
これくらいの意味は僕も知っている。
でも、
fam
安定枠
初メン
あたりはもはやおじさんに片足突っ込んでいる(顔年齢だけなら一回り上である)僕には分かるはずもなかった。
ちなみに上から
fam=仲良しカップル(family)の略。(俺の嫁みたいなやつ?)
安定枠=安定してコミュニケーションを取る人のこと。(安心できる内定もらえたのかと)
初メン=初めて会うメンバー。(メンコの初心者?)
の意味であるらしい。
カッコ内はおじさんからの感想だ。
特に「fam」には青春時代にはつきものの「何とも言えない恥ずかしさ」がある(そういう気概は自分にも昔あった)。
「若造がなぜおじさんとか言ってるんだ!」と思われるかもしれないが、中高生の彼ら彼女らにとっては本当におじさんおばさんみたいなものに思われている。
今の中高生は昔に比べてずっと大人びている、と常々感じる(当方は教育関係のバイトを長くやっている)。
さて、冒頭の略語はいわばスラング(俗語)とでもいうべきもので、公の場で使うことはほとんどない。
したがって厳密な意味はあまり気にしなくて良い。
しかし、これらの言葉はどうか?
マスコミ
サブカル
おそらく、マスコミは「マスコミュニケーションの略」、サブカルは「サブカルチャーの略」と答えるだろう。
はっきり言うと、これは間違いだ。
手元の広辞苑第六版ではマスコミが「マス・コミュニケーションの略」であると書かれた一方で、「転じてマスメディア」を指すこともあるとしている。
ちなみにマス・コミュニケーションは「媒体を通じて行われる大衆への大量的な情報伝達」とされている。
そう、「マスコミ」は「行動」と「モノ(媒体)」をひっくるめて表す言葉なのだ。
したがってこの言葉自体は非常に曖昧である。
実は、ジャーナリズム研究の盛んな米国では、「マスコミ」という略称は存在しない。
よく就活で「マスコミ志望です!」という場合は「なんか華々しくて、何かを発信するもの」程度に考えていない人も多いが、マスコミという職業は厳密にはないので、ご注意を。
加えて、サブカルも確かに「サブカルチャーの略」ではある。
しかし演出家の宮澤章夫によれば、サブカルは90年代にできたワードである。
従来の意味に加え、グロや身体損傷(ピアスなど)を含むようになったという。(NHK「ニッポン戦後サブカルチャー史」より)
だから「私サブカル好きで~」みたいな人が耳や舌に金属のわっかをつけているのは(怖いけど)あながち間違いではない。
同時に音楽やコミック好きな人は「サブカル好き」という言葉に抵抗があるかもしれないが、それも間違いではない。
僕は後者の人間なので、これまでちょっとだけ的外れなことを言っているような違和感があった。
「たぶん僕はサブカルに属するものが好きなんだろうけど…」
その違和感は間違いなかった。
略称は非常に便利だが、伝えたいことが伝わらないことも大いにあるわけだ。
だから今度からは「サブカルチャーが好きです!」と言うことにしようと思う。
