父は故郷の施設に入っていて
今日は姉と面会に来た
その帰りに
今は亡き母の料理の話になった
真似しても作れ無かったもののレシピを
姉が教えてくれた
1つめのレシピはカレー
昔からうちのカレーは
外と味が違うと思っていたが
ルーを使っていなかったらしい
小麦粉とカレー粉を使って
どうにかして作っていたようだ
姉も詳細を知らずすでに失伝
2つめのレシピはカレースープ
カレーを作るときに
いつも同時にスープを作ってくれた
カレースープだと思って何度か試したが
どうも味が違うと思っていた
秘密を姉が知っていた
野菜と牛肉を煮込んだ後の
カレー粉をいれる前の状態のスープをとって
塩胡椒をいれていただけだと
3つめのレシピはビーフシチュー
どうも他所と味が違うと思っていたが
全く別物であった
具材を煮込んだ後に
ソースと醤油をいれて出来上がりだと
え~~~~っ
4つめはキャベツと豚肉と厚揚げの炒め物
生姜と味噌の味がしたがわからず失伝
5つめは煮込みハンバーグ
レーズンが入っていた事と
スープが白色だった事を覚えている
多分、牛乳とブイヨンとかではないか?
モヤシも入っていた記憶があるが
これも失伝
6つめは謎のあんかけスパゲッティー
こちらは一時期作っていたが
後で生前の母に聞いても忘れていたようで
失伝
7つめはキャベツのカレー炒め
これはカレー粉と醤油だと思うので
ギリギリ再現可能。
8つめは母ではなく祖母のチャーハン
姉が言うには母のよりも
美味しかったらしいが
小生は記憶すらなく再現不能
生きているうちに聞いておけば良かったと
後から思うものは沢山あるのであるが
では生きているうちに
妻に聞いておこうとは思わないもので
いつか後悔するのだろうか
いやワシが先に死ぬだろうから
まあいいか。