杖を立てて構えて
後ろの手で杖の上部をつかんで
入り身しつつ杖を返し
突き込む
合気杖の素振り2本目
返し突き
1本目の直突きとの違いは前の手
直突きは人差し指が前
返し突きは小指が前
それだけだと思ったらそれだけ
何かあると思ったら何かがある
返し突きは
相手が直突きで来た時の返し技なのだ
入り身して返した杖で小手を打ち砕き
すかさず突き込む技
素振りでは小手打ちは隠している
打つつもりで打たずに制するが
本来は相手の小手を砕く技
螳螂拳では強い相手と戦うとき
先ず手を折ってしまうそうだ
これを開門という
相手にハンディを負わせてから
本体を打つと読んだ事がある
剣道の小手も同じではないか
面や胴ならともかく
何故、小手を打って勝ちなのか?
相手が剣を使えななれば
次の一撃で勝てるからであろう
強い相手を制するには
先ず武器を制する事が大事だ
これを開門という
覚えておこう
攻め込む為には、城門を開けるのだ
合気道には武器取りの技が多くあるが
1、2、3で武器を制しても駄目で
初動の1で武器を制しないと行けない
そうしないと
相手は武器を持ち替えてしまう
合気杖の2本め
返し突き
初動の入り身で小手を砕く
極意は基本の中に隠されているのだ
ところで合気杖には
片手で打つ技が3本ある
前の小手を打たれて砕かれても
後ろの手で杖をつかんでいて
杖さえ落とさなければ
振りうちで横面を打つことが出来る
だから杖は常にしっかりと握る事が肝要
素振りの12本目
片手遠間打ち
奥が深いのでござるな
ニンニン