合気杖で戦う その1 | みずうさおのブログ

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杖を構えて真っ直ぐに突く

直突き

素振りの1本目だ


随分と前のことだが

家の裏の公園に

長い木の棒が捨ててあった

誰かが杖がわりに

使っていたと思われる


公園の掃除で邪魔だから

折って捨てようとなったところで

それならと小生が頂くこととなった


それを使って杖の稽古をしてみたところ

あることに気がついた


直突きがしにくい


よく見ると、棒が少し曲がっているのだ

自然木だから当たり前だ

しかし少し曲がっているだけで

真っ直ぐに突くのがかなり難しくなる


直突きは、真っ直ぐな棒でないと

難しいのだね


人類が最初に木の棒を武器にした時

おそらく突きではなく

振り回して殴ったのではないか

 

その後、木の棒の先を尖らせて

突く方が殺傷力が高いと気付き

真っ直ぐな棒を使って

槍が生まれたのではないかと


直突き

入り身してまっすぐ突く槍の技


中国の形意拳は

槍術から生まれたと聞く

戦時は槍で戦うが

平時に身を守るにはどうすれば良いかと

槍を拳に変えた技


槍の利点は長いこと

相手の武器が届かないうちに勝つ

だから拳に変えても

継ぎ足で飛び込んで突くのだろう


合気杖の第一本目の直突き

線をずらして入り身して突く事

真っ直ぐに突くこと

伸びる突きであること


合気道と槍術の極意が詰まった技

単純な技だが奥が深い

それが素振りの1本目


舐めてかかるか

知から術、術から道へと深めるか

そいつはいつも自分次第だ