5人のソープ嬢たちとの交流の日々 PART4 | 水谷孝のブログ「つれづれなるままに」

おはようございます!

 

みなさんご機嫌いかがですか?

 

今回も「5人のソープ嬢たちとの交流の日々」を読んでくださりありがとうございます。

心よりお礼を申し上げます。

 

前回からの続きです、、、

 

前回のブログで、僕が「ホテル○○ロイヤル」に赴任して以来、僕の頭の中にはいくつかの疑問点があった、と申し上げました。

 

今回は、その疑問点についてお話ししたいと思います。

 

疑問点その1.

僕が「ホテル○○ロイヤル」に赴任した日に見た光景は、ホテルのスタッフのほぼ全員が、まるでチンピラのようで、そのチンピラスタッフたちが、前任の総支配人に対して、リスペクトが全くないという光景でした。

 

どうして前任の総支配人に対して、リスペクトがゼロだったのか?(少なくとも僕は、部下たち全員が、トップに対してリスペクトゼロという職場は見たことがありません)

 

疑問点その2.

前任の総支配人は、チンピラスタッフたちを恐れているように見えました。

 

どうして前任の総支配人は、部下たち全員を恐れていたのか?(トップが部下たち全員を恐れる職場も見たことがありません)

 

疑問点その3.

どうして「稲○会・山○一家」の組員たちは、僕が「ホテル○○ロイヤル」に赴任するちょうど1年くらい前から、「ホテル○○ロイヤル」の中で、好き放題のことをするようになったのか? 

 

疑問点その4.

ボディーガードのTが、部屋代を払わずに部屋を占拠するようになった時、どうして前任の総支配人は何もしなかったのか?

 

疑問点その5.

社長の話によれば、普通のビジネスマンたちを対象にしてスタートした「ホテル○○ロイヤル」が、僕が入社する1年くらい前から、「稲○会・山○一家」は言うに及ばず、関西方面のヤクザも多く来るようになって、あっという間に「ヤクザ御用達ホテル」のようになってしまったとのこと。

 

いったい1年くらい前に何があったのか?

 

以上が僕が素朴に感じた疑問点でした。

 

しかしいくら考えても答えは見つかりませんでした。

 

スタッフたちは、僕を追い出したいと思っていたので、僕には何も話してはくれませんでした。

 

そんなときにB子さんが「今から1年くらい前に、前の総支配人の○○から、部屋代の支払いを待ってやるから、俺と寝ろと言われたから、頭にきて山○一家のTさんに相談したら、Tさんが○○を脅してくれた。その時から○○は、山○一家の言いなりになった。」と話してくれたのです。

 

B子さんのおかげで、僕が持っていた全ての疑問点が一気に氷解しました。

 

B子さんの話しは、最初は俄かには信じられませんでしたが、もしも前任の総支配人が、他のチンピラスタッフたちと同類のチンピラだったとしたら、あり得ないことではないなと思いました。

 

それに、B子さんという女性(ひと)は、誰かを貶める(おとしめる)ような嘘をつく女性(ひと)には見えませんでした。

 

何しろB子さんの性格は、女性には珍しく、裏表のない一直線な性格でしたから、けっこう信じやすかったのです。

 

人を貶めるような嘘はつかないということでは、B子さんだけではなく、A子さんもC子さんもD子さんもE子さんも、5人のソープ嬢たち全員が、似たような誠実さを持っているように僕には見えました。(だから5人はお互いを信頼していたのかもしれません。)

 

彼女たちと話していくうちに、世の中に数多く存在する仕事の中でも、ソープ嬢という特に辛い仕事に従事している女性(ひと)たちは、元々の人間性が単純で良い性格の持ち主が多いということがわかりました。

 

これは驚きの発見でした。

 

しかしながら、多くのソープ嬢たちの人間性が、A子さんたちのように単純で良い性格で、その上人の温もりに飢えているとしたら、みんな簡単に男に騙されてしまうだろうなと思いました。

 

彼女たちを見ていても、同居していたヒモ男たちは、別に彼女たちを愛していたわけではなく、単に彼女たちが稼ぐ金で暮らしたかったのだということは明白でした。

 

本当に彼女たちを愛していたなら、彼女たちに体を売らせるなどということが出来るはずがありません。

 

B子さんのおかげで、僕が持っていた全ての疑問点は氷解し、「ホテル○○ロイヤル」がヤクザ御用達ホテルにまで堕ちた原因が、前任の総支配人の不誠実な人間性にあったことが判明したので、一度地に堕ちた「ホテル○○ロイヤル」の評判を、再び普通のまともな水準に戻すことは、けっこう簡単だなと思いました。

 

僕が考えた「ホテル○○ロイヤルの信頼回復作戦」は、シンプルに「新しくやって来た総支配人は、前任の○○総支配人とは正反対な誠実な総支配人だ」と、全ての人たち(お客さんにもスタッフにも)に思ってもらうこと。

 

これが僕が考えた作戦でした。

 

不誠実さで地に堕ちた評判は、100%の誠実さで回復させる以外方法はないだろうと思いました。

 

やるべき事がわかれば、あとは毎日実行するだけでした。

 

幸いなことに、A子さんもB子さんもC子さんもD子さんもE子さんも、僕と交流すればするほど、僕のことを信頼してくれるようになり、やがて積極的にあちこちで僕のことを良く話してくれるようになり、そのおかげもあって、少しずつ「ホテル○○ロイヤル」の評判が上向きになっていったのでした。

 

続きは次回のお楽しみに!

 

それではまた来週の金曜日にお会いしましょう!

 

みなさんお元気で!(コロナウイルスに負けないで頑張りましょう!)

 

スペインのイルンより心を込めて、、、

 

水谷孝

 

追記・スペインが冬時間になりましたので、来週からはブログの公開時間が、日本時間の朝6時から7時に変更になります。