ドタバタ国際結婚日記。その16.社員仲良し大作戦2 | 水谷孝のブログ「つれづれなるままに」

おはようございます!

 

今回も「ドタバタ国際結婚日記」を読んでくださりありがとうございます。

心よりお礼を申し上げます。

 

今回は「社員仲良し大作戦」第二号のお話しです。

 

前回のブログでは、「社員仲良し大作戦」第一号として、僕の兄とキャプテンの○本さんの2人が仲良くなる橋渡しをしたお話しをさせていただきました。

 

次は誰と誰に仲良くなってもらおうか?と考えたのですが、キャプテンの○本さんの次は、これもやはり「絶対に仲良くならない」と思われていた、兄と先輩の○井さんを仲良くさせたい、と思いました。(先輩の○井さんも、兄と○本さんと同じように、どの派閥にも属さない無所属派でした)

 

先輩の○井さんも、僕のことを100%信頼してくれ、かわいがってくれていたので、嘘をつけば簡単に騙せるだろうと思いました。(信頼してくれている人を騙すのは心ひけるのですが、、、神様もきっとわかってくれると信じるしかありません、、、笑)

 

決行は〇本さんを騙した次の夜勤の時でした、、、

 

キャプテンの○本さんが12時に仮眠に行った後、僕と○井さんは2人だけになったので、その時に作戦を実行しました。

 

いつものように将棋を指していた時でした、、、

 

僕「そう言えば、この間、兄貴と将棋を指した時に、○井さんは強いぞ、って兄貴に言ったんですよ。そうしたら今度ぜひ一度お手合わせ願いたいなぁ、って言ってましたよ。○井さんと兄貴がやったら絶対に面白い勝負になると思いますよ」

 

○井さん「兄貴は孝君より強いの?」

 

僕「僕よりだいぶ強いです。いつも町道場(将棋の町道場とは、将棋を趣味にしている人たちが集まって、見も知らない人たち同士が将棋を指し合って、お互いに切磋琢磨している、将棋クラブのような所です)に行って腕を磨いていますから。○井さんと同じぐらいじゃないかと思います。○井さんと兄貴がやったら絶対にいい勝負になると思います。今度兄貴とやってみませんか?兄貴もやりたがってたみたいですよ。僕も○井さんと兄貴の勝負を見てみたいですね」

 

○井さん「そうだなー、それじゃ今度やってみるか。じゃあ兄貴に言っておいてよ」

 

僕「わかりました。兄貴に伝えておきます。兄貴も喜びますよ、きっと」

 

と言うことで、○井さんに対する作戦は成功した、と確信しました。(笑)

 

次は兄の方でした、、、

 

兄が実家に来た時に、、、

 

僕「昨日、夜勤の時に○井さんと将棋を指していたら、兄貴の将棋の実力の話しになったんだよ。だから「兄貴と○井さんは、強さが同じくらいだと思います」って言ったら、今度ぜひ一度兄貴と勝負したいって言うんだよ。○井さんも将棋に関しては負けず嫌いだからなぁ。○井さんのやる気に火がついちゃったみたいだぞ。兄貴と○井さんがやったら絶対に面白い勝負になると思うよ。一度勝負してみたらどうだ?」

 

兄「そうか、○井君が俺と勝負したいって言ったのか。それじゃあこんど一回やってみるか。それじゃあ、孝の方から○井君に一度やろうって言っておいてくれよ」

 

僕「いや、兄貴が直接○井さんに言ったほうがいいよ。その方が○井さんも喜ぶと思うよ」

 

兄「そうか、よしわかった。それじゃあ今度会った時に俺から言おう」

 

それから2週間ほどして、僕たちのチームと兄のチームが、引き継ぎで一緒になった時に、兄が○井さんに近づいて、将棋の話しをし始めると、近くにいたキャプテンの○本さんも、2人の将棋談義に加わり、3人が急に和気あいあいと楽しそうに話し始めたのです。

 

周りにいた支配人以下全員がキツネにつままれたような顔になったのでした。(僕以外は、誰も真実を知らないので、可笑しくなってしまいました、、、笑)

 

この様子を見て「よし!仲良し大作戦第二号も大成功だ!」と思いました。

 

3人とも、僕に騙されたとは夢にも思わず、突然仲良くなっているのですから、本当に可笑しいな、と思いました。(笑)

 

絶対に仲良くなりそうもなかったこの3人が、いとも簡単に仲良くなったのは、少々驚きでしたが、3人を見ていて、「本当は人間なんてみんな単純で人恋しい生き物なんだなぁ」、と思いました。

 

3人とも、頑なな意地やプライドを忘れるためには、ほんのちょっとしたきっかけだけが必要だったのですね。

 

3人とも自分ではどうすることも出来ない意地やプライドに随分苦しんだのでしょう、、、

 

兄と〇本さんと○井さんの3人が、楽しそうに将棋談義をしている様子をながめていた時に、突然僕の頭の中に「社員仲良し大作戦」の第三号の構想が芽生えたのです。
 

その時に僕の頭に浮かんだ「社員仲良し大作戦」第三号の構想は、一気に全ての派閥を越えて、みんなを仲良くさせる可能性を秘めた構想だと確信しました。(我ながら素晴らしい構想だと思いました、、、笑)

 

その構想を実行するのには、どうしても兄の協力が必要だったので、早速兄に僕の構想を話してみました。

 

しかし、僕の構想を聞いた兄は、僕の考えははとても素晴らしいけれど、実現はまず無理だと言いました。

 

僕は「無理じゃないよ。俺と兄貴で一緒にやれば絶対に出来るよ」と言いました。

 

けっきょく最後は、兄を説得することに成功し、「社員仲良し大作戦」第三号は、兄と僕が力を合わせてやることになったのでした。

 

続きは次回のお楽しみに!

 

それでは又来週の金曜日にお会いしましょう!

 

みなさんお元気で!(コロナウイルスに負けないで頑張りましょう!)

 

スペインのイルンより心を込めて、、、

 

水谷孝