兄貴、小学4年生

 

僕、小学2年生から

 

オトンの野球の指導


が始まった。

 

おとんが球を打ち

 

兄貴がボールを受ける。

 

 

 

兄貴がミスったボールを僕が拾う。

 

 

兄貴は

 

オトンの愛情で

 

左利きから右利きに矯正されようとしていた。

 

 

 

新品の右利き用のグローブの兄貴は

 

ミスを繰り返す。

 

 

 

グローブをはめることさえうまくいかない。

 

しっくりこない。

 

不安そうな悔しそうな兄貴の様子。

 

 

 

 

 

キラーん

 

ザ・弟キラキラキラキラ 

 

の僕にとって

 

自分をアピールするのに持ってこいの

 

好都合な状況音譜音譜

 

 

 

 

オトンが打つのを待つ

 

拾い球に向かって走るランニングランニング

 

投げ返すランニングランニングランニング

 

 

 

兄貴の拾い球を草むらに入ってまで取りに行き

 

 

 

アピールキラキラキラキラ

 

 

オトンの気を引こうと


必死のパッチ野球ランニング

 

 

 

 

「必死のパッチ」って

オトンが僕のこの時期のことを表して使う言葉です照れ

 

 

 

 

 

ほったらかしやった

 

小さい良明が

 

必死でボールを追いかけてる笑い泣き

 

純粋なオトンの目には

 

僕がとても可愛い存在に映り

 

 

 

「良明に負けるな!!」

 

と兄貴には

 

ますます厳しい熱血指導

 

になっていきました。

 

 

 

 

さらにその

 

オトンから可愛がられてる姿を

 

兄貴に見せつけるため

 

僕はさらに頑張りました野球ランニング

 

 

 

 

ってめっちゃ悪者汗汗

 

 

 

 

でもご心配なく!!

 

 

 

大人になってから

 

キッチリ苦労しますので叫び

 

 

 

 

 

つづく