音って物理だ!GENELEC8331 | LUCKY MEN!!!!!!!!

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アレンジャー水島康貴 オフィシャルブログ

 

音ってホント物理なんだと今回痛感する体験が!


事の始まりは先日、日頃お世話になっているエンジニア宅のプライベートスタジオにてGENELEC8341にサブウーファー7350と7360の視聴を兼ねて
お邪魔して来た事から!

 

大きさも重さもかなり違う印象。
音を聴いてホントびっくり@@!
音の繋がりが自然で、下の帯域もシッカリ感じられます。60が特に素晴らしかったです✨
 
そして今回僕は8331をお借りする機会を得ました。

GENELECのSAMシステム(SmartActiveMonitoring)
これは専用のマイクを使ってスピーカーを直接
調整をするシステム。
以前のモデルから有りましたが、今回僕は初体験。
 
マイクは別途専用のネットワークアダプタに接続。
そこから付属のイーサケーブルを経由して、
スピーカーへ接続します。
 
GMLと言うソフトウェアをPCにインストールし、
USBでアダプタと接続し、ソフトウェアより発信される音をマイクで集音し、自動補正キャリブレーションをして貰います。
 
集音中はお静かに!(まぁ僕が注意されましたw)
お祈りの時間の様に皆んな暫し無言……
 
解析が終わると以下の様に部屋の特性(赤)
補正するEQカーブ(青)補正後の特性(緑)
と表示されます。
 
こちらは僕の作業部屋を解析して補正した図になります。
データとしては136hzが-10.8db!!!!
上の帯域は意外とフラットなのが分かります。
これにより、センターがよりクッキリ見える様になりました。
森元氏と話をしたら100hzが膨らむのは3.4m離れた壁などの反射により増幅されると。。。
 
ほー🤔
そう言えばGENELEC Japanの方から面白い物を頂いたのを思い出し、壁までの距離を測ってみました。
これが有れば距離と周波数がすぐ分かります。
スピーカーの位置から後ろの壁まで測ってみて
笑いました🤣
何故かって?
森元氏が言った通り135hz分の距離でしたから…
当たり前と言えば当たり前の話ですw
これが物理かぁ!ちゃんと頭に入れとこ。

普段音楽"聴いてて何処辺りが膨らんでるとか、
このメーカーのスピーカーはローが出てるとか、
勿論それも大切ですが、色々言う前に部屋の特性をキチンと理解する事。これがとても大切だと改めて気付かされました。

これってスタジオ設計ではもちろん当たり前な話ですよね?
ただ宅録やプライベートスタジオでも、ココをこれからは踏まえて音作り、作業をする事が大切になるし、作業効率も上がります。
だって要らない悩み減りますから!

NAMMの時期にIKからも補正キャリブレーション付きスピーカーも登場する様な発表もありました。
低価格でも恩恵を受けられる時代が来るのが楽しみです!
後お持ちのスピーカー補正ならこんな物もありますね。


と言う訳で、アレンジデモの2ミックスバランスを取り直します…
もうちょい130hz辺りを突っ込んでバランス取れる事が分かったのも嬉しいです👍