6月10日は、6歳までに視力1.0を維持するという願いをこめて「こどもの目の日」とされています。

 

児童生徒の視力低下が続いていて、2022(令和4)年度の学校保健統計調査(2023年11月公表)によると、児童生徒の裸眼1.0未満は、小学校で3割超え、中学校では約6割、高等学校では約7割となっています。パソコンやスマートフォンなど、目を使う(近い所を見る)ことが増えているので、当然考えられる結果なのですが、視力低下(強い近視)は将来的な目の病気や、場合によっては失明など重度の病気にもつながるおそれがあるということで、日本眼科医会では警鐘を鳴らしています。

 

「30分に1回は20秒以上目を休める」ことを教育委員会では各学校で啓発するように努めています。現状なかなか難しいことですが、学校や家庭での啓発活動が重要となります。