文部科学省は、2023年度の英語教育実施状況調査の結果を公表しました。(全国の公立小中高校対象、調査実施基準日2023年12月1日)

 

調査結果によると、英検3級相当以上のレベルに達した中学生は50.0%、英検準2級以上のレベルに達した高校生は50.6%で、いずれも「着実に向上している」ということです。ただ、地域差が大きく、例えば中学校3年生の状況を自治体別にみると、さいたま市が88.4%と最も高く、次いで福井県83.8%、横浜市67.2%と続いている一方、佐賀県(30.1%)など7自治体が30%台でした。

 

政府の第3期教育振興基本計画では、2022年度までに上記について50%以上としていましたので、まさに「着実に」達成していると言えますが、昨年閣議決定された第4期教育振興基本計画では、2027年度までに目標値を60%に引き上げています。達成に向けて、英語教育の充実が求められます。