国立特別支援教育総合研究所の調査によると、全国の幼稚園・保育所(保育園)・認定こども園で、特別な支援が必要な子供は約8.2%という結果が公表されました。

 

上記調査はこれまで行われたことがなく、初めての調査だということです。全国の幼稚園等794園から回答があり、回答で把握できた0~5歳児は約9万人、そのうちの約8.2%が「特別な支援が必要と認定されている」「園で特別な支援が必要と判断した」子供だということです。そのうち、最も多かったのが「自閉症スペクトラム(ASD)」で約67.8%を占め、続いて「注意欠陥多動性障害(ADHD)」で25.6%、「知的障害」が24.2%でした。こうした状況から、園内の施設や環境の整備が求められますが、園全体でそれを実施しているのは約3割にとどまっているということです。