近年問題になっている「オーバードーズ」ですが、高校生の60人に1人が経験したことがある、という調査結果があります。

 

「オーバードーズ」とは、医薬品等の決められた用量を守らずに過剰に乱用・摂取(過量服薬)することを言います。コロナ禍で特に増加し、乱用する市販薬は、咳止めや痛み止め、抗アレルギー薬などです。国立精神・神経医療センターの調査(薬物使用と生活に関する全国高校生調査2021)によると、「過去1年以内に市販薬の乱用経験がある」という高校生の割合は1.57%、約60人に1人ということがわかりました。

 

調査によると、「オーバードーズ」を経験した高校生の特徴は、「学校が楽しくない」「相談できる友人がいない」「家庭では大人と過ごす時間が少ない」など、社会的孤立という共通項があったということです。