文部科学省は、6月30日に全国の教育委員会等に教職大学院の学生(院生)が非常勤講師として実習することを推奨する通知を出しました。

 

通知によると、教職大学院の学生が履修する実習について、現職教員の学生の場合は勤務校で非常勤講師として実習を行い、勤務校を持たない学生は非常勤講師として付属学校等に非常勤講師として授業の一部を受け持つ実習を行うということです。

 

教職大学院は全国に54校あり、ほとんどの都道府県に1校以上あります。学生の4割は現職教員、残りの6割が進学した学部卒業生ということです。文部科学省では、今回の措置について「教員不足の中、学生が学びを深めると同時に現場の戦力になることを考慮した」ということです。

 

教職大学院は、専門性の高い教師を養成することを目的に展開する専門職大学院で、修業年限は通常2年。各校が定める45単位以上を修得すること等で教職修士の学位が授与されます。