朝日新聞は、文部科学省が夏までに公表するとしていたチャットGPTなどの「生成AI」の学校現場での使い方についての「ガイドライン」(国公私立の小中高向け)の内容が判明したと報道しました。

 

ガイドラインでは、「生成AIを使いこなす力」を育てることは重要としつつ、限定的な利用から始めるべきとしているということです。具体的には、夏休みの読書感想文や各種コンクールへの出品などについては「生成AI」で作成したものを本人が作成したとするのは不正行為、定期テストなどの学習評価に関わる場面での使用は不適切などを定めています。一方、討論の途中で「生成AI」を使って別の視点を見出して考えを深めたりすることは適切としています。

 

すでに東京都教育委員会では、「生成AI」を使用して夏休みの日記や読書感想文を自分が書いたものとして提出しないよう都立学校に通知を出しています。文部科学省のガイドラインを受けて、各自治体の教育委員会も指針を定めるものと思われます。