今月中旬から、高知県を皮切りに教員採用試験の一次試験が始まります。大学3年生が受験できるなど、話題となった東京都が応募状況を公表しました。

 

東京都の応募者数は前年度より27人多く9465人でしたが、採用見込み者数を610人増とした関係で、全体倍率は2.7倍、ここ20年でもっとも低い倍率となりました。中でも小学校が1.8倍、特別支援学校が1.6倍と2倍を切った校種もあります。(中高共通・小中校共通は3.8倍)なお、話題の「大学3年生前倒し選考」では応募者数は2858人で、採用は再来年度以降になるので、全体の応募者数には含まれていません。

 

東京都は「教員を目指す動きが活性化しつつある」としていますが、果たしてどうでしょうか。前倒し受験は、東京都以外に複数の自治体で行われますので、そちらも注目されます。