※回想を含みますので気分を害する方は見ないで下さい。
過去の投稿と重複した内容も出てきます。
弟の会社の社長は、弟が海から上がってきた時に父と一緒に居た。
正しくは、社長があの場に「父を」連れてきて来てくれた。
弟は母と同業に再就職し、田舎だったので、母の会社の社長（女）と、
弟の会社の会長？社長？は知り合い同士。
母は勤続が長く、母の会社の社長の右腕のようだった為、
弟が就職するときにその『情報』は渡ってたはず。。。？
そういう経緯があったからか？弟の会社で『若者』が少なかったからか？
弟が『まじめ』だったからか？たぶん理由は全部だと思うが、、、
社長に大変気に入られていた。
勤めてから1年が経過し、社長が張り切って『一人前にしてやる』と、
社長自ら、同行してくれ、あちこちの業者へ顔を出しさせてくれ、
時には励まし、時には揶揄い、時には指導してくれていた。
弟は社長を慕っていたと思う。
とても感謝していたと思う。だからきっと、、、
社長に知らせたかったんだと思う。
第二の父として。最後、発見して欲しかったんだと思う。
亡くなる前日？数時間前、、、最後を見たのも職場の仲間と
社長。。。
弟を可愛がってくれたのが痛いほどわかる。
亡くなって、落ち着くまで、ほぼ毎日、社長と会長（御高齢）の奥さんは
我が家に足を運んでくれた。
弟が家に戻って来てから、立派な枕花や、供花を送ってくれ、
４９日や、盆、正月、、、事あるごとに、いまだに供花を送ってきてくれる。
本当は弟が亡くなった日の月末、、、
給料日で給料が振り込まれていた。
でも、下ろす前に口座凍結。
本来ならばそんなこと必要ない？と思われるのに、
翌月、ボーナスと共に受け取るはずだった振り込まれた給料を
現金で両親に持ってきてくれたそう。。。
本当に有難い。
本当に申し訳ない。
こんなに良くしてもらっていたのに、
恩を仇で返したようなものだ。。。
あの会社では弟を必要としてくれていたのに。。。
もしも、、、弟が、、、
関東で就職せず、初めから、、、この会社に就職していたら、、、
考えてはいけない『もしも』を考えてしまう。。。
社長や、会長の奥さん、他社員は、、、
弟の過去を知らない。どうして弟が前の会社を辞めて、
戻ってきたのか、、、
だから、、、単純に社長は責任を感じているだろうと思う。。。
自分が弟を振り回し過ぎたから、社内で何かトラブルがあったのでは？
もっと、気を掛けてあげてれば、、、と。。。
社長は最後まで
『いや、弟君は（自殺するような）そんな奴じゃない、きっと何か理由があるんだ
あの時間、あの場所に行った理由が、、きっと、何か、、考え事がしたくて、、
足を滑らせたんだ、、うん、そうだ、私はそうとしか思えない。信じられない』
最後の最後まで『自殺なのでは？』と、思っていない社長。。。
そうではないと思い込みたい社長。。。
本当は言ってあげたい
『社長のせいではありません。』と。。。
「自殺かもしれません」と。。。
『実はお金に困っていて、そのせいでの自殺かもしれません』と。。。
これを聞けば社長も少しは楽になるかしら？と、、
何度思ったか。。
私たち家族も、、、『自殺』かもしれないとは思っていても。。。
証拠がない限りは認めたくない。限りなく自殺に近いとしても、、
自ら命を絶ったこと。「家族として」認めたくない。。
認めていない中で、誰かに、、、
『自殺した』と話したとしても、「そうだ」と本当の意味でも
受け入れは出来てないのかもしれない。
でも、、もし、、事実がそうだとしたら、、
それはそれで受け入れていくしかない。。。
例えそれが『事実』だとしても、、、
弟は何も変わらない。。。
いくつになっても、どこに居ても、例えこの世に居なくても、、、
弟はずっと私の弟。どんな事情が有れど、、、
何度も『バカだなー』と思っていても、
（私が弟をバカだなーと思っている以上に、、
弟もきっと、側で私をバカだなーと思っているはず、、）
彼は私の弟。我が家の長男であることには変わりはない。
弟の社長殿
短い間でしたが弟を大切にしてくださり、誠に有難うございます。
弟は社長の下で、会社の皆様と一緒に仕事が出来て
大変幸せだったと思います。
今回はこのような事態になってしまい大変申し訳ございません。
強烈な印象を残して居なくなった弟ですが、
けして、社長を困らせたかった訳ではありません。
理由は何であれど、どうかご自身を責めないで下さい。
自分から居なくなった弟ではありますが、
社長がご自身を責めて居られますと、
弟含め、私たち家族はとても悲しく、辛いです。
１００％社長のせいではございませんので、
どうか、どうかご自身を責めないで下さい。
私たち家族からのお願いです。
この度は大変ご迷惑をお掛けし、
申し訳ございませんでした。
社長を初め、弟がお世話になった方々の健康と、
幸せ、会社の更なるご活躍をお祈り申し上げます。
弟の姉