試合前にピトゥカの処分が発表され、リーグからのリーグ戦出場停止4試合+クラブ独自のルヴァン杯出場停止2試合の計6試合となった。
主力選手が1か月不在ということになるのだが、ピトゥカなら抜けても逆に違ったいい面がチームにもたらされる可能性があると感じた鹿島サポーターは多いんじゃないかな。
ピトゥカのいない中盤はファンアラーノ、カイキ、和泉、樋口。
樋口が後方にいるのは分かるがそれ以外はFWの鈴木も含めて流動的に動きそうな感じだった。
守備の堅い福岡が相手だけにいつものような先制される展開は避けたいところだった。
試合は前半から激しい守備の応酬、今年の鹿島はこういう展開でも気圧されないね
前半26分、カイキのクロスを鈴木優磨がヘッド、これをGKがスーパーセーブ、さらにこぼれを安西が至近距離から強烈なシュート
しかし、これもGKが驚異的な反応で止める
前半33分、空中戦で鈴木優磨の腕が相手選手の顔に当たってイエローカード。
この時は仕方ないと思ったが、この基準でカードを出すならなぜ福岡側には出ないんだってシーンが後であったな。
アフターチャージもやたら多いのにカードがいつになっても出ないって印象でしたし
アディショナルタイム、福岡のカウンター、最後は杉本のシュートをクォン・スンテがファインセーブで凌ぐ。
0-0で迎えた後半、いきなりCKから鈴木のヘッドがバー直撃、そこから今度は福岡のカウンター、ファンアラーノがイエローカードをもらって止める。
いきなり両チームにチャンスだった。
後半9分、カウンターからのカイキのシュートは枠の外、せめて枠に飛ばして欲しいしーんではあった。
後半14分、クロスにルキアンの決定的ヘッド、これは枠の外で助かった
後半22分、CKにカイキが合わせるがポストに当たりGKがキャッチ
なかなかチャンスを生かせない両チームだったが、後半26分、和泉のパスを受けた上田が得意の小さいモーションからのミドル、これが見事に決まり待望の先制点、1-0
こうなると攻勢を強めてくる福岡、後半30分、田中のクロスを金森が決定的ヘッド、これをクォン・スンテがファインセーブ
ここでカイキに代えて松村、快足を生かしたカウンターの威力をちらつかせる。
後半36分にはファンアラーノに代えてキムミンテ、CBに入るのかと思ったら樋口とダブルボランチ、たしかに鹿島に来る前はそのポジションもやってた選手だったが。
後半42分、田中のミドルをクォン・スンテがファインセーブ。
後半43分、鈴木に代えて染野、カードももらってるし、先の試合のことも考えてということでしょう。
そしてアディショナルタイム、ほとんど時間が残ってない中福岡のFK、そのこぼれから金森が多分クロスを上げようとしたのがループシュートのような形でゴールに向かう。
頭を越されそうだったがクォン・スンテが懸命に背走してボールを掻き出すスーパーセーブ
これで勝負あり。
厳しい試合を競り勝った鹿島は、川崎Fが引き分けたため2試合少ないのに単独首位に
それにしてもFWとGKの力は勝敗に直結しやすいってことをまざまざと見せつける試合になったな。
普通なら決まらんようなシュートをねじ込むFW、決められても不思議じゃないシュートを止めるGK、世界のビッグクラブがFWとGKに大金を払ってるっていうのはこういうことなんだね~