過密日程のためメンバーを多く入れ替えた今日の試合
CB犬飼、そのフォローのためもあってかGK曽ヶ端、レオ・シルバ、永木のダブルボランチ、金森、鈴木の2トップ、右SBには伊東がついに使われました。
試合は最初から鹿島がどんどん前線からプレスをかけていくが、シドニーFCのパス回しが思いのほか上手くてボールを奪えない。
しかし、シドニーも鹿島陣内深くまで行くと思ったようなパス回しができてない感じで割と膠着した展開が続く。
しかし、徐々に鹿島がシドニーのパス回しに慣れてくると、次第に鹿島ペースに。
前半39分、CKがニアで競ってこぼれてきたところを鈴木がシュート、枠に外れそうな軌道を土居がヒールでコースを変えて見事な先制ゴール1-0
両チーム合わせて最初のチャンスをモノにした
後半に入ると、シドニーがメンバーチェンジなどで圧力を増してきた。
後半17分、植田が出血で治療中で一人少ない中、相手に決定的なシュートを許すが曽ヶ端がスーパーセーブでチームを救う
後半21分にもコースを狙ったシュートを慌てずセーブ
クォン・スンテが好調だが、曽ヶ端も負けてません
後半26分、前半からプレスをかけまくった金森に代えて安西投入、左SHに入り土居がFWに。
途中から入った安西の突破力は素晴らしいものがあり、1対1ならシドニーのDFを高い確率で抜き去ってチャンスを作っていた。
後半36分、その安西からのクロスを鈴木がヘッド、しかし、枠の外。
後半39分、土居に代わって山口が入る、ついにデビュー
後半41分、その山口がエリアの角からフリーでシュート、しかし、枠の外。
後半42分、永木のCKをニアで山本がすらして、フリーの植田がヘッドを決めて2-0
これで勝負あったという感じだったが、後半45分に中村を下げて三竿投入、永木をSHに上げる手堅い采配。
水原戦の反省もあるのか、1点もやらないぞって気持ちが伝わってきた。
アディショナルタイムには、レオ・シルバがドリブルでエリア内に侵入しシュートを放つがGKがナイスセーブ。
ちょうど怪我人が出ているので、この機会にSHで使ってみるのもいいんじゃないかって思わせるシーンだった。
試合はきっちり2-0のまま終了。
これだけメンバーを替えて、主力を日本に残してきた状態で2-0で勝ちきる、文句のつけようがないでしょう。
CBの犬飼が問題なくやれていたことはものすごい収穫だった。
また、山口も実戦で使うことができましたし。
即戦力という評判に偽りはないように思われた。
なかなか使われず、今日やっと先発の機会が回ってきた伊東でしたが、コンディションが悪いということはまったくなく、豊富な運動量で右サイドを支えていました。
ちょっと気になったのは、サイドチェンジを受けてシュートを狙えるコースに入っていけそうなのに、最初から外を目指していってクロスを選択していたところ。
西や内田ならどうしているんだろうって、ちょっと考えましたね。