本職のCBが一人もいないという緊急事態
さらには西まで故障で離脱
DFラインは、CB山本、三竿(弟)、左に三竿(兄)、右が伊東。
GKはせめて言葉が通じる曽ヶ端って感じ。
怪我をしていた永木、安部がベンチ入りできたのは朗報
試合は開始してすぐにDFラインの不安を露呈することになる。
前半1分、山本がヘッドでクリアに行って空振り、CBがあれをやったら当然大ピンチになるってものである
これは、最終的にオフサイドがあったのかで救われた。
しかし、前半6分、危険な位置であっさりFKを与えてしまう
これを三田に綺麗に決められて、あっさり先制点を献上、0-1
その後も仙台のプレスにあっぷあっぷで、まともに攻撃の形にならない。
焦るばかりのパス回しはミスを呼び、仙台のカウンターにさらされる。
前半25分、クロスから奥埜が決定的なシュート、しかし、これを外してくれて命拾い
反撃の糸口が掴めないままの前半だったが、最後の方で三竿(兄)のクロスから中村がゴール前フリーで合わせるが決められず。
奇跡の逆転を起こすような時はこういうのを決めないと
後半開始から小笠原に代えて鈴木、遠藤をボランチに。
もはや捨て身の戦術といったところ。
ところが、後半3分、古林のカットインを三竿(兄)がエリア内で足をかけて止めてしまいPKに
これをきっちり決められてしまい0-2、トータルスコア1-5、アウェーゴールでもリードされて、ここから5点取らないといけなくなった。
普通なら完全に戦意喪失となってもおかしくないところだったが、交代で入っていた鈴木の戦意は失われてはいなかった。
後半12分、カウンターから鈴木のクロスを土居がヘッド、GKがスーパーセーブでCKに。
遠藤のキックを鈴木がゴール前で胸トラップのミス、しかし、これがDFに当たって足元にこぼれて、鈴木が泥臭く押し込み1-2
後半16分に中村に替えて安部が入ると追い上げムードは加速した。
後半20分、仙台の選手が足を攣って倒れる中プレーが続き、遠藤のスルーパスを安部が完璧なトラップからシュートを決めて2-2の同点に
前半の仙台ペースはどこへやらという感じの鹿島ペースに。
ほとんど仙台陣内で試合が進んでいる感じだった。
後半35分、三竿(兄)に代えて永木。
後半38分、その永木のクロスを鈴木がヘッドで決めて3-2とこの試合のスコアだけではリード
しかし、反撃もここまでだった。
結局、2試合トータルで4-5で敗退が決まってしまった
しかし、0-2となってから、この試合だけでも勝ちきったのは大したものです。
意地は見せたってところでしょう。
今日のDFラインで無失点で終えるのは奇跡を願うレベルの話でした。
この試合で、昌子、植田の二人が代表招集でいないって事態は開幕前から予想できたけど、そこは町田、ブエノで何とかしようって腹積もりだったと思います。
三竿(弟)をCBで使うのも頭にはあったはず。
本来なら経験あるCBを一人獲っておきたかったが、あえてちょっと選手層を薄くして町田を使わざるを得なくするっていうのが鹿島のやり方。
なので、町田の怪我での長期離脱が決まった時点で夏の移籍期間にCBを獲っておけばっていうのはありますね。
結局、最後はブエノが第1戦で退場してしまったのがダメ押しとなってしまったわけですが
こうなったら残るタイトルに集中していかなければなりません。
幸い、怪我明けの永木、安部が好プレーを見せてくれましたし、レオ・シルバも時間が過ぎるごとに良くなってる感がありました。
月末くらいにはPJも戻ってくるでしょうし、リーグ戦はきっちり首位を守っていきたいですね。