大河ドラマ「風林火山」で千葉真一演じる板垣信方が壮絶な最期を遂げるシーンが放送されました。
迫真の演技、しぶいです、かっこいいですなあ
今度は、長尾景虎の軍師的存在として宇佐美定満(緒方拳)が登場します。
ドラマの中では山本勘助のライバル的に描かれるのでしょうかね?
また一人渋いおじさんが登場するわけです
さて、板垣信方の話に戻しましょう。
明治時代の政治家板垣退助が、この板垣信方の子孫だと言っていたそうですが、真偽の程は確かじゃないそうです。
ただ戊辰戦争の折、朝廷軍として甲斐の国に入った板垣退助は、板垣姓を名乗ることで甲斐の国の領民から支持をえようとしたという(それまでは違う姓だった)。
戦国の世から300年経った幕末の世でも、甲斐の国では武田家さらにはその重臣であり、自分の命を犠牲にしても主君を守り通した板垣信方はネームバリューがあったんですね。
戦国時代の有名な大名は、意外に手痛い敗戦というのを経験してます。
徳川家康は、三方ヶ原の戦いで武田信玄に、織田信長も朝倉攻めの時に浅井長政に裏切られ、命からがら逃げ帰っています。
そこで命拾いする運のよさも大物になる条件なのでしょう。
今川義元のように手痛い敗戦どころか、命を落としてしまって、それまでの功績がかき消されてしまうこともあります
武田信玄は、この敗戦のあと、合戦の前には予行演習を、合戦後にも軍議を開くという徹底した予習、復習を欠かさなくなったとか。
失敗を今後に生かすというのは、昔から成功するために重要なことだったんですね。