- ごとう やすゆき
- ダメ犬グー―11年+108日の物語
著者とその飼い犬グーの日常、そして別れまでが描かれた本です。
この本を初めて読んだ頃、ちょうどうちで飼っていたハムスターが亡くなったころで、本屋さんで立ち読みしてたら、うっすら涙が出てきてしまって恥ずかしくなって急いで店を出た記憶があります。
腫瘍ができて痛がっているんだけど高齢だから手術に耐えられないって言われて、栄養剤飲ませて体力の回復を待ちましょうと言われるところなんかうちのとまったく一緒で・・・
栄養剤飲ませると何日かは少し元気になるんだけど、だんだんそれも飲まなくなって、肩で息をするようになって( p_q)
朝起きたらもう・・・
そんなのが思い出されてきて泣いてしまったんです
でもこの本は別に悲しい別れだけが書かれているわけではないですよ。
別れが悲しいのは、それまでにたくさんの素晴らしい思い出があったから。
グーとの何気ない日常、その時は何てことないものだと思っていたものがシンプルだけど心に響くような言葉で描かれています。
「そこにあって当たり前のものなんてない」
「幸せは見落としてしまいそうなくらいありふれた色をしている」
今日久しぶりに読んでみて、最近ハムたちにあまりかまってやってないなあと思ったよ。
今、私の後ろで回し車回してるのも、あと半年後にはどうなってるか分からない(ハムスターの一生は短いです)。そこにあって当たり前のものじゃないんだよね
ちょっと部屋の中散歩させてあげようって気持ちになった。
外出してるの忘れて踏みつけないように気をつけねば(・・。)ゞ