- 吉沢 譲治
- 競馬の血統学―サラブレッドの進化と限界
- 今日はみんなのテーマってことで
- 私は、しばらく馬券を買ったことがないけど競馬は毎週必ずチェックしてます。
- また、毎年北海道に牧場見学に行っているほど馬好きなのですo(^-^)o
さて、この本ですが、現代のサラブレッドの血統表をみるとほとんど必ず名前を見つけることができる過去の名馬たち(ネアルコ、ナスルーラ、ノーザンダンサーとか、競馬ゲームをやられる方にはおなじみのはず)の現役時代、種牡馬時代のエピソードなどが書かれています。
20世紀の競馬の血統の流れみたいなものが簡潔にまとめられていて、血統に興味がある競馬ファンなら一度読んでみて損はないと思います
まあ1997年発行の本なのでもう読んでいるかも知れませんが。
1997年というと、日本調教馬がまだ海外のGⅠレースを勝っていない時代、サクラローレルの凱旋門賞挑戦のプランも前哨戦のフォワ賞での故障発生、引退に終わった頃です。
この翌年に、シーキングザパール、タイキシャトルの仏GⅠ制覇があって、そこから日本調教馬の海外での活躍が顕著になっていくわけですが、この本が書かれた頃にはそんな時代がこのあとすぐに来るとはとても思えなかった。そのあたりのことが本の最後のほうに書かれていて、今読むとおもしろいものがあります(-^□^-)