
鞘塗りの仕立て直しは、黒漆の中塗りまで完了。
鯉口や栗形などの塗り直しも行って、螺鈿の加飾に入ります。
これからがいよいよ難しい段階へと入って行きます。。。

今回の御鞘は返角という突起のような部品も付いております。
これは鞘が引き抜かれないよう帯に引っ掛けるものだそうですが、
通常の鞘塗りであれば、塗りがしやすいように
全ての塗りや加飾が完了してから取り付けられるものでしょう。
作業に入る前、取り外しができないことが分かりましたので、
難しいですが頑張ってこのまま塗り上げます!

鞘のお尻=先っぽには黒水牛の角で出来た鐺(こじり)という部品が付いており、
こちらも塗り直しをします。

今回は加飾の段階で凹凸の地も作る予定。
テストをあれこれと。。。
加飾は下準備に時間が掛かります。
丁寧に着実に進めて参りましょう。
つづく。。