鞘塗りの中塗りまで完了・・・ | 装飾工房『瑞緒 mizuo』よかよかブログ

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螺鈿細工、漆芸品、装飾品、工芸品を制作する福岡の工房。
日々の作業の様子、体験談などをご紹介します。


鞘塗りの仕立て直しは、黒漆の中塗りまで完了。
鯉口や栗形などの塗り直しも行って、螺鈿の加飾に入ります。
これからがいよいよ難しい段階へと入って行きます。。。


今回の御鞘は返角という突起のような部品も付いております。

これは鞘が引き抜かれないよう帯に引っ掛けるものだそうですが、
通常の鞘塗りであれば、塗りがしやすいように
全ての塗りや加飾が完了してから取り付けられるものでしょう。
作業に入る前、取り外しができないことが分かりましたので、
難しいですが頑張ってこのまま塗り上げます!


鞘のお尻=先っぽには黒水牛の角で出来た鐺(こじり)という部品が付いており、
こちらも塗り直しをします。


今回は加飾の段階で凹凸の地も作る予定。
テストをあれこれと。。。

加飾は下準備に時間が掛かります。
丁寧に着実に進めて参りましょう。
つづく。。