篠笛の漆下地作り・・・ | 装飾工房『瑞緒 mizuo』よかよかブログ

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螺鈿細工、漆芸品、装飾品、工芸品を制作する福岡の工房。
日々の作業の様子、体験談などをご紹介します。

篠笛の漆下地作りが幾分進みました。
今回は躯体が竹ですので、
弓の漆塗りにも使われる炭粉下地を行っておりますが、
年内に黒漆の下塗りまでやっておきたいところです。。。


最初の木固めが終わり、
乾燥させた表面をペーパーで荒らして生漆を塗って、、、


粗めの炭粉を蒔きます~。


1回目の粗め炭粉が乾いたところで
また生漆を塗り、、、


念押しで2回目の炭粉蒔き。
細かめ炭粉を蒔きます~。


蒔き終わりました~。


乾燥後、蒔いた炭粉に生漆を浸透させて固めます。。。


余分な生漆はワイプオール(不織布)で押さえて吸い取ります。


こちらをしっかり乾燥させて、、、
強靭な炭粉下地の完成です。


乾燥した炭粉下地を粗めのペーパーで砥ぎます。


銀巻きに接した際や、竹の節の部分も丁寧に砥いで、、、


錆(水練り砥粉+生漆)を指で擦り付けます。。。


こんなものでしょうか、、、


1回目の錆付け完了。
乾燥したらもう1回錆付けしましょうかね~。

つづく。。。