籃胎漆器の修理は終盤へ・・・ | 装飾工房『瑞緒 mizuo』よかよかブログ

装飾工房『瑞緒 mizuo』よかよかブログ

螺鈿細工、漆芸品、装飾品、工芸品を制作する福岡の工房。
日々の作業の様子、体験談などをご紹介します。

籃胎漆器お盆の修理は、
塗り重ねては研ぎ、、、をコツコツと繰り返し、
いよいよ終盤に入って来ました。


白漆に生漆を調合して塗って乾かし、、、


だいたい狙い通りの竹色に上がったかと。。。


お次は朱色を。
乾燥速度を調整した艶アリ朱を上塗りです。


少しぽってり目に塗り上がりました。
乾燥2日目の様子。やはりまだ色が濃い目に出てますが、
年月を経ると、もっと薄く鮮やかになってくれることでしょう。


そして最後は、、、生漆に黒漆を少し混ぜた調合漆を上塗りしました。

経年変化で色が薄くなった黒漆に似せるような調合をしてみたのですが、
なんとか既存塗の様子に近づいて欲しいですね~。

つづく。。。