NHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』が明日でとうとう最終回。内容の深さと、示唆に富んだメッセージが込められたドラマで、今年は大いに楽しませてもらいました。明日で最後だと思うと寂しいですね。結びのお話はどのような展開となるのでしょうか?
個人的には、錦絵など様々な出版物の制作風景も興味深く見ていて、絵師が描く際に今で言うところのトレースの技も当時からあったんだな~と思って驚きました。制作者たちの制作に賭ける思いや葛藤もよく描かれていましたね。
文化の面白さや大切さもさることならがら、政治的に統制をかけようとする権力者たちと文化人たちとの駆け引き、そして複雑な人間ドラマが展開する中で、残酷な生き死にや歌麿の物語にもよく示されていた様々な「愛の形」も見せてくれた質の良いドラマだったと思います。
『べらぼう』で力演された沢山の方々、そして脚本を書かれた森下先生には感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました!(^.^)

*写真:当工房で製作中の鞘塗り龍加飾用描画の様子
♪KOKIA「愛のメロディー」