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街並みの中にFMラジオ 局のスタジオ がありました。5月3日の午後からは「まち探検」へと出掛けました。

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江南市の曼陀羅寺で藤の花を見物してから、木曽川堤防に出てそこから犬山市へと進みました。犬山市には、国宝に指定されている犬山城天守閣があります。駐車場はほぼ満車状態で賑わっていましたよ。

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天守閣へ続く道を登ることにします。やはり尾張徳川家名古屋 を守護する場所にあるだけ、堅固さがありますね。

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天守閣入場までの待ち時間がなんと40分だそうです。昨年11月の戦国スタンプ ラリーの際に天守閣には入場したことがあるので、今回は見物を断念しましたよ。神社境内から犬山市内を見下ろします。反対側の山裾に見えるのは成田 山名古屋別院大聖寺です。山腹の途中にある針綱神社に参拝し、引き返すことにしました。

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犬山城前広場への途中には三光稲荷神社があります。稲荷さんらしい朱の鳥居が奇麗です。

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商売 の神様だけあって皆さん熱心の参拝されて見えましたよ。

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城前広場から本町通りを散策することにしました。写真 左の建物前には甲冑姿の武者が揃っています。只今、甲冑作りの説明をされているようです。そこのお隣には犬山市文化史料館の別館である「からくり展示館」があります。

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面白そうなので入館することにしました。犬山市には数多くのからくり山車があります。そのからくり人形が展示されています。からくり人形師玉屋庄兵衛9代目も、日時の指定がありますが、人形製作の実演をされているとのことです。

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道を挟んだ反対側にあるのが犬山市文化史料館です。こちらにも入館することにしました。

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展示ロビーには犬山祭の際に使用される巨大な山車が2両飾られています。

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提灯 が定期的に点灯していました。犬山宵祭には市内に多くの山車が、このように提灯で飾られて登場します。そしてからくり人形による上演もされます。建物2階に上がり山車上部を見学しました。

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2階の通路には、可愛い 山車がケース内に展示されています。写真撮影 ができるのはこのロビー内のみです。展示室内では、白帝文庫所蔵の「犬山城の武器・武具」が特別展で公開されていましたよ。

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ここから犬山城大手門と名古屋城に通じる主要な街道に面して繁栄した本町通りを名古屋方面へと進むことにします。

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かつて繁栄した街並みが保存整備されています。何かタイムスリップした感じになってきます。

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今日はGW真っ最中とのことで本町通りの街並みは多くの方が散策されていましたよ。

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写真は「まちの駅」この街並みに関する情報が一目で理解できる施設です。そこから更に名古屋方面へと進むのですが、振り返ると犬山城天守閣がハッキリと見えてきました。

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冒頭で紹介した愛知北FM放送局「まちの放送室」のスタジオがありました。賑わっていますね。

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皆さん、楽しそうにまち探検がてら繁栄していた歴史の浪漫を感じながら散策されているようです。

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もっとも、歴史と言うよりもいろんな魅力的なお店があるのでそれが面白いのでしょうね。山田五平餅店さんなどは凄い行列が出来ていましたよ。

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お店の他、途中に山車倉があったり、ガラス玉、機、ガラス、伊勢型紙などの工房のお店や街角博物館的な施設もあって面白いです。随分と活気がある界隈です。

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本町通りを進み中本町地区まで辿り着きました。この建物は国登録有形文化財になっているようです。

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そのお隣の建物もやはり国登録有形文化財である「旧磯部邸」です。こちらは江戸時代から「柏屋」の屋号で手広く呉服商を営んできた商家で、太平洋戦争後、呉服商から製茶、販売業に転じたとのことです。

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建物内では端午の節句前と言うことで五月人形が展示されていましたよ。

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現在は犬山市の所有となり、まちづくりの拠点施設として活用されているとのことです。建物は幕末から明治にかけて建築され、その後数度改修が施されているようですね。

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本日の犬山本町通りまち探検も一番最先端まで歩いてきました。そこにあるのが「どんでん館」、国重要無形文化財に指定されている「犬山祭」に関する資料が展示されている施設です。今までいろんな市町の山車(だし・やま)を紹介させていただきましたが、犬山の場合が「だし・やま」を「車山」と表現するのですね。これは初めて知りましたよ。この施設では、犬山祭で曳かれる車山13輌のうち4輌が展示されているとのことです。犬山の情報を提供する「交流サロン」もあるとのことですよ。ここから折り返し犬山城広場へと向かいました。

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兎に角、凄い人出でしたよ。活気に溢れて楽しいまち探検でした。

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犬山城天守閣です。別名白帝城、天文6年(1537)に築かれたとされ、現在国宝に指定されている天守閣で最古の歴史を誇っている建造物です。幾度の戦乱を乗り越えてきたお城でもあります。現存しているので難攻不落、堅固の城と思われ気味ですが、織田信長以降、小牧・長久手、関ヶ原合戦の際に、3度の落城を経験するなど、あっけない結末を迎える歴史を歩んできました。同じ経験をしたのは、美濃(岐阜県)長良川対岸にある岐阜城もやはり脆いところがありました。それでも犬山城は、江戸時代尾張藩の筆頭家老である成瀬家が治める重要な要衝地でありました。それとともに繁栄してきた城下町なのですね。

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兎に角、過去の歴史遺産を保存しながら、それを活用しようとする犬山市皆さんの活気は凄いですね。

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再び城前広場へと帰って来ましたよ。先程以上に多くの方で大賑わいでした。駐車場は完全に満車で、お越しになる車は、遠くにある臨時駐車場へと誘導されていました。かなり遅れたお昼ご飯を、ここでいただこうと思っていたのですが、何処の店も行列でしたので諦めました。犬山から名古屋方面へと帰るのは大渋滞と思いましたので、一度木曽川を越えて岐阜県に入り迂回して帰ることにしました。その途中で随分と遅くなったお昼をいただきました。今が旬の「豆ご飯定食」を美味しくいただきました。ボリュームタップリ、お陰様で、いつまでも空腹にならず、夕食というか夜食状態となってしまいましたよ。