嵐のように過ぎ去った男④ | ほかならぬひとをさがして。

ほかならぬひとをさがして。

あれよあれよと27歳。
ひっそり婚活中。

 

 

初対面の食事中、

強引に押し切られて決まった2度目のデート。

 

1週間後、約束通り、

私が行きたかったデートスポットへ。

 

この日は祝日で、

どこもかしこもめちゃくちゃ混んでいました。

(しかもクリスマスシーズン…)

 

 

度々発生する待ち時間にもお互いイラ立つことなく、ずっとおしゃべりをして楽しく過ごしたのですが…

 

なんだかおとなしいエンジニアCくん。

 

初回のインパクトがあまりに強すぎたからか、

ガンガン攻めてこない感じに、

ちょっと拍子抜けしてしまいました。(たぶん2度目のデートまでの間に別の子に出会い、その子がいい子だった為に私への関心がすでに薄れていた。消化試合的な)

 

 

このデートの時、いまだに「あ〜失敗したな〜」と私が思っていることがひとつあり…(前述の“やらかし”はこれです)

 

行ったデートスポットの一部に、

暗くて高い場所にあるちょっと怖いエリア(にごしながらの説明難しい。。)がありまして。

 

私、「キャーこわーい♡」みたいな感じじゃなく、ガチで鳥肌モノの怖さで前に進めず、引き返したい感じだったんです。(でも後ろから次の人が来ていてもう戻れない)

 

そしたらCくん、手を差し出してくれて。

「大丈夫だよ!」とにっこり微笑んでくれたのですが、

本当に怖くてそれどころじゃない私。

 

 

結局その手を握り返すことなく、

意を決してひとりでそのエリアを駆け抜けました。

手を差し出してくれたCくんを置いて……。

 

 

 

そんなこともあり、

もともと下がり気味だった私への関心は、

Cくんの中でさらに下がってしまったのでしょう。。

 

 

 

この日の解散時の「またね!」は叶うことなく、

Cくんは長期の海外出張へと旅立っていきました。

 

 

 

 

 

 

 

おわり