世の中が混沌とする中、

新年度が始まりました。

 

今日は雨。

昨日とは打って変わっての空模様です。

桜も満開に近づく頃なのに気分は

今日の天気みたい・・・。

 

 

さて、当山には桜はありませんが、

「ツバキ寺」とも言うべく

山全体にやぶ椿が繁茂しています。

昭和の時世 国の政策により杉や桧が植林される際に

沢山の椿が伐採されたようですが

それでも至るところに元気な姿を見せてくれています。

 

中でも境内に植わる「散り椿」は、兵庫県の天然記念物に指定されていて

推定樹齢500年以上の老大木で、サザンカのように花弁が

散りながら落ちるという特徴があります。

これまで、多くの椿ファンに愛された「散り椿」でしたが、ここ十数年来

 樹勢が衰え、残念ながら9割方枯れてしまいました。

今日では、かわいそうな骸骨姿ですが、なんとか命をつないで頑張っております。

 

そんな中、寺の役員さんが20年前から、この「散り椿」の枝をとり挿し木で育てておられ

、この度 大きくなった跡継ぎを寺に寄贈して下さいました!

 

 

この子は、3人兄弟であとの2本は、すでに本家「散り椿」の

横に地植えしております。あと、500年もすれば大きく逞しい姿に

なる事でしょう。

丁度 今が見頃となっています。

 

 

 

 

また、来る4月29日(昭和の日)は、長楽寺のご本尊

「薬師如来」の法要縁日です。

当日は、大般若経の転読と護摩供を修法いたしますので

どうぞ、お参り下さいませ。

 

 

29日までのこの1か月、前行として毎日本尊供を

しっかり修法し、新型コロナウイルスの早期鎮静を

祈ります。

 

 

今は、耐え忍ぶ期間

 

「オン コロコロ センダリ マトウギ ソワカ」

 

 

 

 

 

 

http://www.chouraku-ji.net

(長楽寺のホームページ)