去る2月15日は、お釈迦さまが涅槃(ねはん)に入られた日。
涅槃は、梵語でニルヴァーナといい、
1、永遠であり
2、安楽に満ち
3、絶対であり
4、清浄である
の「常楽我浄」という、ほとけさまの4つの徳を表します。
長楽寺でも、お釈迦さまが涅槃に入られた時の様子を
描いた「涅槃図」という掛軸をお祀りして遺徳を偲びます。
ただ、とても古い掛軸なので彩色はなくなり、誠に見にくい状態で
画面では確認しずらいかと思います。
でも、間近で見るとしっかりと輪郭が残り、お釈迦さまのやさしく
穏やかに入滅された心境が感じられます。
私も長楽寺の住職としてこれまで多くの方々の葬儀引導を勤め
させていただきましたが、このお釈迦さまのお姿のように故人さまの
生前の業を清めて安楽に至らしめるよう拝んでまいりました。
この世は、娑婆(忍土・修行の場)とお説きになられたお釈迦さまも
入滅時には、今生は甘美なものであるといわれました。
きっと、一人ひとりの生き方次第で、この世は地獄にもなり浄土にも
なることをお諭し下さっているのだと思います。
はっきりわかりません(>_<)
頭を北に、顔を西に向け、右脇を下にして休まれたお姿
また、昨日21日は弘法大師さまの縁日ということで月並みの行法を
勤めさせていただきました。長楽寺の持仏堂に安置の尊像は
きりっとしたお顔で、厳しく意志が固そうに感じられます。
私に対して怠けずしっかり励みなさいと仰っている気が致します。(怖
弘法大師尊像
怠ける日もあろうかと思いますが、どうぞお許し下され~。
(長楽寺のホームページ)