明日、大晦日の午後11時45分からは
除夜の鐘つきを執り行います。
【警覚の鐘】と命名されています
当山の梵鐘(ぼんしょう)は、昭和29年に再鋳されたもので、
日本の鋳金工芸作家の権威であられました香取秀真(かとり ほつま)先生から
意匠図案の指導をうけた内藤春治(ないとう はるじ)先生の手による名鐘です。
胴周りには、当時の高野山真言宗管長で、金剛峯寺座主の金山穆韶(かなやま ぼくしょう)
大僧正の銘文が刻まれています。
普段は昼と夕方に時を知らせながら、聞く人をして安心を与えています。
また、鐘楼も均整のとれた美しいもので、江戸時代(1749年)の
銘が残る建物です。
大晦日でなくても、普段お越しになられましたら是非一度この名鐘をお撞きになって
その音を五感で体験してください。
「音声すなわち実相をあらわす」 弘法大師録