人生百年とはいうものの…

 

実際に、

チューブにつながれず、

元気に、そして現役でご自身の道を精進されている

100歳は、どれくらいいらっしゃるのであろうか?

 

 

昨日、

私はすごい人を目の当たりにした…

 

尾上菊音 100歳。

 

その人は、

私の友人の父、尾上墨雪と舞っていた。

 

神々しさに、

息をすることを忘れた。

 

先程まで、

仕事のことや、家族、家庭、自身の身体について

悩んでおり、身体も心も重かった。

 

そんな私の悩み事が馬鹿みたいに思えた。

いえ、本当に苦しく辛い事だったのだが。

しかし、それを解決時間が、私にはまだまだ、腐るほどあるのだ。

未熟さに、恥ずかしくなった。

 

80代の墨雪先生までも、若々しく見えた。

 

 

友人、

尾上紫さん。

かれこれ、30年来のお付き合い。

 

彼女も、

「百壽を祝う会」で、踊られた。

若いころよりも重厚感が出てきた美しさ、

1列目で観ていて、まばゆいほど。

 

墨雪先生が、菊音さん(墨雪先生は、そう呼んでいた)を

「無個性になるまでやりこんだ」と、

踊りを賞賛されていた。

「老いをこえて、そこに枯れる」境地と

表現されていた。

 

 

帰宅後、

紫ちゃんから、素敵なメールが届いた。

「年を重ねることがとても気高く美しい事を

今日は目の当たりにしました。精進してまいりたいと思います。」と。

 

まさに、

気高く美しい100歳を目の当たりにした。

 

心も身体も、本当に軽くなる経験をした。

今まで、体験したこともないような…

 

論ずるより、身体で表現してくださった、

菊音師に感謝✨