現在、スピリチュアル業界で【思念伝達】なるものが流行ってますね。しかも面接や実技などのオーディションもないような、占いスキルクラウドで、経験の浅い占い師さんが気軽〜に、かんたんにやっちゃってますが、あれ、実際やり方を見てみたら完全に「呪詛」なんですよね。。

こう見えても私は世界最強レベルだと言われる密教呪術も手順から作法、術ほどきまで修得していますが、若い頃には何度かやり方を誤って二度ほど、術中に呼吸が停止して死にかけたことがあるんです。

幸い傍らにいた友人が、すぐに私が息をしていないことに気づいて救急車を呼んでくれて、救命救急医の懸命な治療というか、人間の痛点のひとつである左手首の脈の動脈にフォークみたいな太い針をドカーーン! と力いっぱい打ち込むという荒療治で、「ギャアアア!痛ってぇーーー!死ぬー!」と痛さのあまりベッドから1mほど飛び上がり、無事に生還することができたわけですが驚き

そのとき、私が使った術は相談者さんが若くして癌に侵されたため死神退散祈念と、友人を散々弄んだ挙句にモノのように捨てたアホ男の運気を少し奪う程度の軽いものでした。

だけど、少し作法を間違えただけで私が命を取られそうになったんです


つまり、人を呪わば穴二つ。振り向いてくれない相手の心を意のままに操りたい。無理やりでも振り向かせたい。それはもはやエゴであり独占欲であり、

愛情とは呼べないと思うのです。違うでしょうか?

私も一応女ですから、気持ちは痛いほど分かります。昔話になりますが、私も好きで好きで堪らない恋をしました。

18歳から付き合い、彼が地元で就職したのを機に島根県と大阪の遠距離恋愛になり、彼の「紫雲を好きだけど俺は別の娘とも遊びたい。だから俺が大人の男に成長して落ち着くまで待っててほしい」←社会人デビュー

などという勝手極まりない理由で何年も放置され2、3年ごとに再会してはヨリを戻し、また別れたりを繰り返しました。他に男も作らず。

私は寂しさと苦しみをライターの仕事に打ち込みまくることで誤魔化し続けていました。

過労で入院するほど。


でも本当は分かってたんです。何度やり直しても、もう私の手は彼に届かないと。占い師ですもの、分かってました。

だけどあきらめ切れず、また意地もあり、この想いを貫けば叶うと信じ、そうであってほしくて待ち続けました。女性が一番輝く10 代から20代後半までを捧げ、ひとりぼっちで待ち続けたあの数年間は、今思い出しても


なんて私マヌケなんやろ?モテたのに人生無駄にしたわー


ではなく、気の遠くなるような長く苦しい日々でした。


その時なら、私も思念伝達とか呪術で相手の心を取り戻せるならやろうかとも少し思いました。


だけど、本気で好きだったからこそ、彼に対して本心からの愛情を求めたのです。呪詛に操られた偽りの気持ちでもいいと妥協することはできなかった。それくらい真剣な恋でした。


そして26の時、彼は男として私に対するケジメをつけたいからとプロポーズしてくれました。ハワイでの挙式の日取りも決まりました。想いを貫いたからこうして願いが叶ったのだと喜びの絶頂で幸せを噛み締めました。

無理だろう、諦めなよと同じ愚痴と悩みを何年も聞いて彼と私の間に入って協力してくれていた友人達も、心から喜んでくれて祝福してくれました。だけどそんな夢のような幸せは束の間。彼はある日突然、私の電話を着信拒否し実家に電話しても居留守を使い、何も告げずに私の前から姿を消してしまったんです。


まさか、まさかの最低最悪の結末。

色々手を尽して人づてに調べた結果、彼には別の女性の存在が発覚。しかもその事実を知った時すでに彼女は臨月でした。


長い間、どんなに離れていても自分の半身のように感じていた彼。

なかなか気持ちが通じ合わなくても、心の底では繋がっているのだとずっと自分に言い聞かせて、何度裏切られても信じてました。

信じたかったのに。。

最後私は約10年間の愛情も怒りも哀しみも何もかも全てぶつけました。

「都合よく戻ってきて、都合悪くなったら捨てて、私はあんたの何やったん?私はモノじゃない!あんたと同じ人間なんやで?なのに最後の最後にこんな…。恋愛感情とかの問題じゃないやん!10年近くも待たせておいて、婚約もしたのに、最後は音信不通? 卑怯やわ! 10年も関わった相手に最後かける言葉もなかったん?この10年どんなに苦しかったかわかる?なのに貴方は逃げて終わろうとした。私を人として対等に見ようともしなかったん?どれほど傷ついたか分かる?そんな卑怯な男やと知っても…今でもこんなに好きなのに‼️」そう泣き叫んで慟哭しました。まるで一時期流行った昼ドラのような激しい別れのシーンでした💦  ハズカシ💦


彼は感情を表に出さないとてもクールな人でしたが、さすがに私の魂の叫びを聞いて心を揺さぶるものがあったのか、へたり込んで床に身を投げのたうち回って泣き出しましました。

声を上げて号泣し、2つの鼻の穴から滝のごとく鼻水を垂らし、涙と鼻水でぐちゃぐちゃになりながら嗚咽していました。

「ごめん。本当にごめん。俺は最低の奴だ。謝って許される事じゃないよな。こんな、いい加減で自分勝手な俺をずっと信じてくれたのに、ごめんなさい。許してくれ」


もうー、これを聞いた私は涙、鼻水ナイアガラ。

「最後に聞くけど、私は貴方の何やったん?」


「こんな俺真正面から向き合ってくれた人は、今までもこれからもお前しかいない。たった1人、お前しか…。だから一生忘れない。絶対に。」


これを聞いた私はさらに涙と鼻水でぐちゃぐちゃになりながら


「それなら許したるわ!幸せになれやアホが!これでまた離婚とか不倫とかで彼女と別れたとか聞いた日にはタダじゃおかんからな。親になるんやろ?これからちゃんと生きろ!約束しろ!」


「約束する…」


「なら、これで本当のさよならや!今までの人生で一番好きで、一番苦しい恋やったわ。いつか思い出にできたら、一生このコイバナを肴に旨い酒が飲めると思うわ!こんなに好きにさせてくれてありがとう!ええ男になりや、ボケが」


私と彼は最後、どちらともなく抱き合った。

さよなら。幸せにと、彼は私の耳元でかすれた声で言った。


そしてお互いに背を向けて振り向かずに反対方向へ歩いた。長い手足、薄茶色の瞳。大人びた低い声。長い指、大きな手。広い肩幅も。もう一度見たかったけど、しっかり目に焼き付いてるからもう振り向かない。


青春は終わった。彼は私の青春の象徴だった。


って……


クッサーーーーーーガーン


若気の至りとはいえ恥ずかしい話をしました。


つまりまた脱線したけど言いたかったのは、

思念伝達とか念を送るとか、そんな危険なことしてはだめですよってことです。


ちゃんと向き合えば、本気で対峙すれば、本音で語りかければ、その思いは必ず相手に伝わるようにできてるからです。


思念伝達は占い師がやってくれてるように見せかけてるけど違います。


気や念の扱いなんて本当にできるのかどうか分かったものではない、素人同然の占い師です。やってる事は呪詛。しかも相談者さんの念を使ったり、うまいこと専門用語を並べて間接的に相談者さんに呪詛をさせているんです!


危険すぎる。死ぬこともある。そんなリスクを侵してまで「手に入れたい」なら、私は愛じゃないと思います。むしろ執着や支配といった愛情とは全く対極にある自分本位な欲望ではないでしょうか?そんな気持ちで相手を振り向かせて幸せになれますか?呪詛で錯覚してだけかもしれないような相手の愛情、

それは本心から貴女の望んだものですか?


しかも、後々お互い顔を見るのも嫌なくらい愛情がなくなっても、金銭問題や親やあらゆるしがらみでがんじがらめになり、お互いどんなに別れたくても別れられないという最悪のパターンになってしまことも珍しくないんです。


自然な感情や流れを曲げたら必ずどこかで人生や心に歪が出て、最も願わぬ方向へ行くもの。


そんなんじゃなくて、もっとありのままの自分で勝負しましょうよ。


貴女の本心を相手に伝えましょうよ。そのほうが絶対にいい方向へ行きますから。ね?


余談ですが、私はそれから女だけが一途に貞操を守ることにも男側の判断で人生左右されることにも懲りて、


それ以降は「三種の神器」が現代に生きる女の恋の作法だとお客さんにも説いて回りましたね。本命、刺激系、癒し系。少なくとも3人の男を保険としてキープしときましょう的なwそれを聞いて泣いてたお客さんも爆笑してくれたのがヨカタ。あ、私は今も実践中です。まあ、これでもネットでは策士の異名でも知られてます✌ 男を落とす策略とか、パワハラ、会社の人間関係とくに任せろです!資格試験のヤマも得意ですよ!


私が思念伝達より効果的な策を立てますから、危険なことしたらあきませんよ!


呪詛は手順さえ知っていれば素人でも霊力がなくても効いてしまうものなのです。


占いアプリとかで思念伝達しますとか書いてても、ほんと、危ないからやめてくださいね!


ではいつもながら長々と失礼!


また!