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福島原発事故が発生し、放射線被曝による健康への影響について関心が高まっています。私と同僚議員6名が呼びかけ人となり、国会議員を対象とした勉強会を開催しました。

 講師はUCLA医学部教授を経て、セルジーン社の血液学および腫瘍学の臨床実験担当エグゼクティブディレクター、ロンドン帝国大学医学部教授のロバート・ピーターゲイル博士です。白血病および血液悪性疾患治療を専門とする世界的著名な医師で、1986年にはチェルノブイリ原発事故後の被曝治療にあたり、東海村の臨界事故の際も被曝障害治療専門家の第一人者として活躍された方です。

 ゲイル先生は今回の福島原発事故に強い関心を持ち、震災直後に来日し、効果的に原発事故を対処するには政策決定、公衆教育、医療的な介入を含めた多面的な戦略が必要と力説され、各方面から反響を呼び高い評価を受けました。今回は3度目の来日で、前回来日の時、千葉大学医学部同窓会で講演されたこともあり、千葉市の井上記念病院副院長の王伯銘先生の仲介で国会での講演をお願いしました。当日は王先生と千葉大学医学部の高林教授に通訳をお願いし進行しました。

 講演はチェルノブイリ原発事故に比べれば福島原発事故の健康への被害は少ない。放射能汚染が原因で白血病、固形ガン、奇形児、遺伝性疾患などの疾患が増加する可能性は少ない。たばこを吸い続けている人よりも現状の放射線レベルであればガンになるリスクは低い。必要以上に不安をあおることはない。心配のないレベルであることを説明することが重要と言うようなことでした。   


 私たちが日頃見聞きする報道等では、健康への影響被害が心配だという話が多く、違った観点からの話でした。政治家として最悪の想定もすることも必要ですし、本当にどこまで健康に影響するのかも知っておくことは必要なことだと思います。様々な専門家の意見を聞いて取捨選択、咀嚼して発言をしていくことが重要だと思いました。



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