10日は「成人の日」でした。総務省の人口推計によると新成人(平成2年生まれ)は124万人(男性63万人、女性61万人)前年比-3万人で過去最低で全人口の1%を割り込みました。


 最近は成人式を皆が出席しやすいように年始に開催する所や、10日ではなく3連休の中日の9日に開催するところが多いようです。私も8日、9日と地元の勝浦市と御宿町の成人式に出席しました。


 一時期下がっていた出席率は、同世代の実行委員会による手作りの式典にするなど、各市町村で趣向を凝らした催しが行われるようになり増加傾向にあるようです。浦安市のディズニーランドでの成人式は毎年ニュースで取り上げられていますし、鴨川市は鴨川シーワールドで開催するようになりました。東京の世田谷区ではウルトラマンが駆けつけた?そうです。和太鼓演奏・茶道体験など文化的な行事を行うところも多いようです。熊本の阿蘇市長は、かしこまった挨拶はしないで、毎年、流行りの歌謡曲を熱唱してエールを送るそうで今年はAKB48の曲を歌われたようです。


千代田区の成人式では、統一地方選挙に関心を持ってもらおうと選挙の模擬投票が行われました。国政選挙の投票率は、60歳以上だと80%を超えますが20歳代だと40%代に落ち込みます。投票者数にしめる老年者の割合が多くなると、政治家が訴える政策も高齢者向けが多くなり、若年者対象の話が少なくなってしまいます。選挙に行っても何も変わらないと思わず、自分が投票に行かなければ変わらないと思って是非選挙に行ってほしいです。


 就職難でもあり先行き不透明で不安な時かもしれませんが、若者の積極的な社会参加による若者の元気が「日本の元気復活」の原動力につながると確信します。政治も若者が夢と希望を抱けるような国づくりをしなければと思いました。