3カ所目の視察先は、脳神経外科用手術顕微鏡や医療装置用アームを制作している三鷹光器㈱です。三鷹光器は宇宙観測機器・高精度天体望遠鏡などを設計製作する会社でしたが技術力を応用して医療用機器関連の製作も行うようになった中小企業です。立体視手術用顕微鏡や高解像度手術顕微鏡など中小企業ながら世界の先頭を走る最先端技術をみせていただきました。立体視(3D映像)は非常に見やすく機器の操作がやりやすそうです。高解像度顕微鏡の倍率も驚きで微細な部分まで鮮明でした。
最後にデジタルカメラ等でご存知のオリンパス㈱を訪れ視察です。がんをはじめとした病変の早期発見のための高性能・高機能な内視鏡システムの開発、カプセル内視鏡の開発、患者の体に優しい内視鏡応用の低侵襲治療技術の開発を行っていて消化器内視鏡は世界シェア70%だそうです。報道で聞いていたカプセル内視鏡は実際に手に取りその小ささを実感しました。内視鏡医療は、光の色と波長の関係を新しい技術を取り入れ、光の力でわかりやすく照らし出す技術システムを採用しているそうです。
今回視察したような医療と連携する様々な技術や、これからの研究で新たに開発される技術をもうかる産業に育てて、医療の発展、国民の健康社会の実現、成長戦略に結びつける橋渡しをやっていきたいと思います。今後の日本を支えていく重要な分野だと確信し、元気な日本復活につなげていきます。